※本コラムは2025年8月の繁栄への着眼点を掲載したものです。
社長というものは、「しつこい」生き物だと思う。SNSを見てみても私生活で様々な趣味を持っていて、しかも長く長く続けている人ばかりだ。
ジョギング、スポーツジム、ロードバイク、登山、スキー・スノーボード…などなど、よく見かける。かくいう私もパーソナルトレーニングを始めて10年になるし、スキーも10代の頃から始め今でも年数回は必ず行っている。趣味もだが、社長は仕事でもしつこくあるべきである。
新商品・新事業は、まず、「何をやるのか」という儲かる方向性が重要だ。初めから軌道に乗るものは稀だ。とはいえ、「何でもいいからやってしまえ」というものでもない。新商品・新事業開発は大切ではあるが、成功することが目的であって、やることが目的となってはいけない。そうなってしまうと失敗する確率が高くなるからだ。そこは気をつけていただきたい。
先日、私の「牟田太陽 公式ページ」にてこのような質問を受けた。
「120年の歴史の中で培ってきたガラスの技術と特殊な生地を使い、ガラスだけでは実現が難しかった輝きを伴ったアクセサリーを作りました。それが2024国スポのメダルに採用され人気商品となりました。これの売り上げを更に伸ばす為には何が必要でしょうか」というような内容だった。
こういった場合は、始める前に、「売り方・売り先」を考えるのが鉄則である。どんな人に買ってほしいのか、どういうふうに使ってほしいのか、それを考え最適なところに宣伝広告を打っていかなければ売れない。買うのは、主婦なのか、学生なのか、サラリーマンなのか。年齢・性別によって、見るSNSだって変わってくるはずだ。受け皿である自社のWEBもキッチリと作り込んでいかなければいけない。
伝統工芸品であれば、ふるさと納税返礼品でも採用されるだろうし、メダルとして採用されたのであれば売り文句としても十分使えるだろう。宣伝広告をしつこくしつこく繰り返して、まず知ってもらうことが大切だ。
宣伝広告にもポイントがある。ネットの時代となり人が一日に目にする広告量は、劇的に増えた。そして液晶画面の登場により、あらゆる場所で動画広告が出るようになった。そんな情報量の多さに、人の脳は瞬時に自分にとって有益な情報かどうか判断するようになってしまった。関係ない情報と判断されてしまうと見たことすら覚えていない。
そんな中でお客様に選んでもらうためには、商品の強みをもっと強くしたり、業界の非常識を狙ったり、断られる理由を徹底的に除いたり、一回体験してもらったり、業界内で最高級にしたり、ときに不安をあおったり…工夫が必要となる。しつこくしつこくやっていかなければいけない。やるべきことをすべてやり切った上で、それでも芽が出ないなら、それは最終的には社長判断で諦めることだ。社員にはできないことだ。
※本コラムは2025年8月の繁栄への着眼点を掲載したものです。



























