「一日一生、一日を生涯のごとく生きよ」
「人生二度なし」(森信三)
社内で、「人生二度なしという言葉を聞いて、どう感じた、どう思った?」という意見交換は、やってみる価値がある。
受け止める位置が、「頭、心、肚(魂)」のどこかによって、アウトプットの言葉がまったく違うことを感じて欲しい。
そしてそれは、同僚個々の人生体験から来ていることも感じて欲しい。
これが「多様性の根源」だ。
臥龍自身、20代初めに読んだときは、「頭」での理解だった。
しかし、27歳の交通事故で、「肚(魂)」で理解した。
すると、生き方、行動が、「一日一生」へと激変した。
「一日一生、一日を生涯のごとく生きよ」(森信三)
ホノルルより愛を込めて。臥龍
「私憤か公憤か」
臥龍も若かった頃は、批判されるとムカッときていた。
特に、自分に非がないことで批判されると、怒りのボルテージが上がっていた。
例えば、「志授業」を始めたときは、「子ども達を相手に金儲けするのか!」の批判メールを、何通も受けたものだ。
“えっ、全部手弁当でやっているのに!”という怒りで、反撃メールを送ったものだ。
しかしある時を境に、「勉強になりました」とだけ、返すようになった。
理由を考えてみたら、二つあった。
日本の状況がそんなどころでない。
とんでもない危機にあると実感できたからだ。
その「公憤」が、「私憤」などどうでもいいと思えるようになったことが一つ。
もう一つが、言ってくる人は、その人自身がそういうことをやる心の卑しい人で、相手の中に、そういう自分を勝手に発見して、やるせなく発してくる言葉でだと分かったからだ。
つまり可哀そうな人だと認識できるようになった。
西郷隆盛は、「公憤の人」と評された。
自分自身のことには、まったく無頓着だったが、天下国家のことになると、顔を真っ赤にして憤ったと伝えられている。
この国難期、自分のことになど構ってはおれない。
これは少しでも視座の高い人、共通の想いだろう!
ホノルルより愛を込めて。臥龍
「あなたは、テンション体質、モチベーション体質?」
臥龍は、テンションは環境によって上下するもので、モチベーションは環境に左右されないで一定高度を飛ぶものと規定している。
別の事例でいえば、お椀は水を被れば沈むが、ゴムボールは沈めても地力で浮上する。
またディーゼル式の潜水艦は空気を取り込むために、一週間に1回は浮上しないといけないが、原子力潜水艦は、数か月以上潜航が可能だ。
テンション体質の人は、環境の奴隷ともいえる。
「置かれた場所で咲きなさい
置かれた場に不平不満を持ち
他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては
環境の奴隷でしかない。
人間として生まれたからには、
どんな所に置かれてもそこで環境の主人公となり、
自分の花を咲かせようと決心することです。
~渡辺和子先生の言葉~」
4月1日の入社式という環境でやる気を出している新入社員はテンションだが、それでいい。
会社としては、4月のうちにモチベーション体質に移行する支援をしておかないと、6月くらいに離職の危機が訪れる。
Q.あなたは、テンション体質、モチベーション体質?
少なくとも「長」は、モチベーション体質であるべきだ。
何故なら、景気のせい、部下のせい、ライバルのせい、お客様のせい、自分のやる気のせい、それらを業績低迷の言い訳にしてもらっては困るからだ。
「自社での言葉の定義集はあるか?」
「言葉による文化とは、定義の共有から生まれる」(臥龍)
臥龍は、毎月の第一日曜日の朝7:00から「オンライン読書会」を開催している。
今月の課題本「あの日、小林書店で。」(川上徹也・著)を読んでいて、面白い一節を見つけた。
(ここから)
一度中川係長が、大阪弁、京都弁、神戸弁の見分け方を講義してくれたことがある。「ええか?標準語で誘う時に『来ない?』と言うやろ。あれを『けえへん?』と言うのが大阪。京都は『きいひん?』で、神戸は『こおへん?』や」いやいや難しすぎるって。
(ここまで)
生まれた四国を出て、大阪で4年間暮らした中で、上記のことを徐々に理解した日が懐かしかった。
どの会社にも、「挨拶」「会議」「掃除」などの言葉はあるが、そのニュアンスは、結構各社によって、個性があるものだ。
毎月少しずつか、合宿でまとめてかのペースは別にして、トップと幹部で、自社での「言葉の定義集」を創り、浸透させている企業の文化は力強い。
「企業文化も重要な資産である」(臥龍)
東京より愛を込めて。臥龍
「従業員が心の着ぐるみを脱ぎ捨てる企業文化を創ろう!」
Q.あなたは着ぐるみに入ったことがありますか?
臥龍は、高級ホテルのマスコットの着ぐるみに入り、知人へのお祝いで、サプライズ登場して驚いてもらったことが二度ある。
その際、なんと行動制限が大きいかと驚いた。
同時に、ディズニーランドなどで、マスコットがスムーズに動いているのは、只者ではないと尊敬の念が湧きました。
Q.あなたは、仮面を被ったり、着ぐるみを来て動いたりしていませんか?
人は、「こういうこと言ったら生意気と思われないか?」とか「こういうこと言ったら嫌われないか?」とか「これやって失敗したらどうしようか?」というような制約に、意外に多く縛られているものだ。
素顔・本音で生きる、心のブレーキを外して本気で生きる。
「心の着ぐるみ」を脱ぎ捨てると、パワーは3~10倍アップする。
例えば、物語コーポレーションや宮田運輸などは、そういう企業文化だ。
「心の着ぐるみ」を来ている従業員は、ほぼゼロと言える。
もの凄い現場パワーを感じている。
東京より愛を込めて。臥龍
「ギブ・ギブ・ギブの就活支援」
臥龍ファミリーでは、世間の平均以上に、優秀な新卒人財が採用できている。
そのコツは、「本物の意思決定」と「幸福志向の就職」の提供だ。
学生は、自分で「意思決定」しているようで、「世間から見て見栄えのいい会社」、「友達に自慢できる会社」、「親が安心する会社」という「偽物の意思決定」をしていることに気が付いていない。
「偽物の意思決定」からは、真の幸せが生まれないことを教えてあげる。
そして、知名度や売上や初任給や福利厚生などの「表層情報」で会社を選んでいるのは「満足指向の就社」だということにも気が付いていない。
本当は、トップや幹部の人間性や使命感ややり甲斐や社風や人間関係という「深層情報」で選ぶことで、「幸福志向の就職」になることを教えてあげる。
「教えてあげる」だけで、「自社に来てください」とは言わない。
すると優秀な学生は、「自ら意思決定」をする。
“自分が本当に幸せになるのは、この会社に就職することではないのか?”
これが「ギブ・ギブ・ギブ」の就活支援だ。
東京より愛を込めて。臥龍
「これは何の時間?」
以下の時間、何だと思われますか?
A.5:55 B.4:30 C.5:30
D.4:15 E.3:55 F.5:00
実は以前、素晴らしい業績と企業文化を実現されている6名の経営者に起床時間をお聞きしたときのご返答だ。
ちなみにDは、アクティブ感動引越センターの笠原大岳社長。
回答は、「365日、自力で4:15に起床し、4:30にセットした目覚まし時計を止める。自分の意思で起きる」だった。
Eは、長坂養蜂場の長坂善人社長。
何故、3:55?
「サーゴーゴー」だそうだ。
6名全員が一致した理由は、「早朝時間が一番生産性の高い時間」だった。
社長さま、自社のリーダーの起床時間をそれとなくお聞きしてみてください。
その平均時間は、結構、重要なポイントだ。
ちなみに臥龍は、4時から5時の間だが、目覚ましで起きることはない。
セットした時間の30分前に必ず目が覚める。
宇都宮より愛を込めて。臥龍
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