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戦略・戦術

第68話 「経費」は目的ではなく手段である

強い会社を築く ビジネス・クリニック

今、30万円の経費出費が意味を持たないものであれば直ちにやめると30万円の営業利益になります。つまり、経費は第2の利潤と考えることもできます。
成功した企業の社長は、金を無駄に使わないことが身についています。金が自由に使えなかった体験があるので出金するのもきわめて慎重です。
 
倒産理由の中に放漫経営といわれる要因があり、企業を潰すような金の使い方をするからそうなるのです。
経費を使うのは儲けるためです。果たして「目的達成の為にその経費は使われているのか?」の疑問を常に持たねばなりません。
 
世の中、わが社を置いてきぼりにしてどんどん変化していると思いませんか?
今まで使っていた経費だからと、万年だらりと出金している無駄が行われていないだろうか?
直ちに中止しても困らない経費もある。経費は手段であるから他にいくらでもやり方はあるはずです。
再建名手と言われた経営者が、M&Aした会社に乗り込んだ時、100円以上の出金伝票にすべて目を通し、ぶちぶちに切ったとおっしゃっていました。
 
経営者が考えなくてはならないのは、日々の企業活動は経費分配にあり、経費科目よりもその本質、再生産に寄与しているかどうかです。
販売促進、宣伝広告費、交際費は売上増大に必要だという、しかし、売り上げという美名のもとに放任されていることもあります。
 
無駄な経費を放任すること(ケチが美徳と思わない企業)によって、乱費傾向は全社に蔓延するものです。経費の使い方を見ればその企業が倒産予備軍か成長予備軍か見分けがつくのです。
 
中小企業から成長し、中堅企業へと成長した会社で二代目、三代目や他の一流会社から招いたトップが、急に今までの倹約社風をガラッと変えてしまって乱費会社になり会社を潰してしまった企業も知っています。
 
研究費、新鋭設備費、宣伝広告費、市場調査費等の戦略的経費、人件費、教育費はリターンのある人物かどうかの区別をして常に重点配分には注意を払うべきです。
 
経費はあくまで手段である。常に本質を外してはなりません。

 

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