デジタル不正が起きない仕組みと体制を整える

今回は、経理のデジタル化によって発生する会計不正のリスクとその対処法について、説明しました。
社長がおさえておくポイントは次の3つです。
・デジタル経理では“目に見えない不正”が起こりうると自覚する
・システム取引を人の目でチェックし、操作権限を分散する
・月次監査を通じて、社長自身が仕組みに関与する
経理のデジタル化は、業務効率やコスト削減に貢献する一方で、新たな不正リスクを伴います。
特に中小企業では、経理担当者が少人数、あるいは一人で多くの業務を担っていることが多く、不正が発覚しにくい環境になっているのが実情です。
大切なのは、「社員を疑う」ことではなく、「社員が安心して働ける環境をつくる」ことです。
そのために、システム権限を設定し、定期的なチェック体制を整えて、会社の信用と資金を守ることが、社長の役割となります。
経理のデジタル化で生産性の向上を達成するために、その裏側の見えないリスクに冷静な目で備えておきましょう。
デジタル経理のリスクを見える化できていますか?






















