menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

税務・会計

第123回 社長が知っておくべきデジタル経理の不正対処法

賢い社長の「経理財務の見どころ・勘どころ・ツッコミどころ」

デジタル不正の特徴と傾向

同様の不正は、紙や現金で作業していたときからありましたが、デジタルになって不正の手口がより簡単に、かつ、巧妙になり、発見されにくくなったのが特徴です。

 

パソコンのPDF編集ソフトやスマートフォンの画像修正アプリを利用して、だれでも簡単に書類データを加工できます。

紙の書類とは異なり、デジタル処理は取引やデータ改ざんの痕跡が残りにくいという特徴があります。

改ざんされた画像データは、見た目には正常であり、正規のものと見分けがつきにくいので、不正が発覚するのが遅れる原因となります。

 

デジタル不正は、ある程度のITリテラシーや会計システムに関する専門知識を持つ者によって行われる傾向があります。

システムの脆弱性を突いたり、アクセス権限を悪用したりするなど、高度な手口が用いられることもあります。

特に、システム管理者権限を持つ者が不正を行う場合、その発見はさらに困難になります。

 

デジタル不正の場合、システムを利用して短期間で繰り返される危険もあります。

例えば、架空の取引先への支払いを自動化するプログラムを組んだり、複数の従業員の経費をまとめて水増し計上したりするなど、被害が増大するリスクがあります。

 

デジタル犯罪は外部ハッカー集団の仕業だと決めつけていませんか?

次のページ

1

2

3 4

第122回 銀行借入金の限度額を返済能力で計算する前のページ

第124回 10分間でできる!生成AIによる業界財務分析次のページ

JMCAおすすめ商品・サービスopen_in_new

関連セミナー・商品

  1. 月次決算は5日間で出せる!スターターキット

    月次決算は5日間で出せる!スターターキット

関連記事

  1. 第23回 コロナ禍の「赤字決算」でやるべきこと

  2. 第113回 金利上昇に備えて中小企業が準備すべき3つのこと

  3. 第46回 経理の“お役所仕事”を改善する「3つのポイント」

最新の経営コラム

  1. 相談7:含み損のある土地があるのですが、別会社で買うのがいいか、個人で買うのがいいか、どちらでしょうか?

  2. 第9回 注意しても部下が変わらないのはなぜか? ~原因は人ではなく仕組みにある~

  3. 第146回 地味ながら世のクラウド化の追い風を受けて高成長を遂げる サイバーリンクス

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. ブランド

    「先端」を制する者、成功を制す その2「指」
  2. 人間学・古典

    第40講 「言志四録その40」書は妄りに読むべからず。熟するところありて可なり。...
  3. キーワード

    第141回 生成AIの年
  4. マネジメント

    国のかたち、組織のかたち(49) 永世中立の努力(スイス 上)
  5. 税務・会計

    第73回 インボイス制度点検その4 請求書領収書の変更様式を事前確認!
keyboard_arrow_up