こんにちは。体調に変わりなく、お元気ですか。
この炎天下に屋外で働いている人を見ると、なんと大変なことかと頭が下がります。あの手この手の工夫を凝らして、この酷暑を乗り切りたいですね。
さて今回はビジネスパーソンとして持っていて決して損はない紙アイテム、一筆箋(いっぴつせん)を紹介します。
たった3行でサマになる
ビジネスパーソンにおすすめの手紙道具といって、まず思い浮かべるのが一筆箋です。文具売り場では、数年前から一筆箋のバリエーションが一気に広がりました。
一筆箋とは、縦15センチ×横8センチほどの短冊形の細長い便箋のこと。B5サイズの便箋と比較すると、文字を書くスペースは4分の1ほど。1冊300~500円ほどの手頃な価格で手に入ります。
一筆箋はだれでも気軽に書けて、それでいてきちんと気持ちを伝えることができる、いわば一番手軽に心を伝えられるコミュニケーションツールです。
取引先に手土産を渡すときや社内でモノをやりとりするに一筆箋を使ってひと言メッセージを手書きすると、相手に「さすが、できる人」「気が利くなぁ」「丁寧だなぁ」という印象を植え付けられます。その一枚をきっかけに、敬愛の念をもって接してもらえることも、実際のところ、多々あるものです。
一筆箋の最大の魅力は、「こう使わなければいけない」というルールがないところです。
「拝啓」「敬具」「初春の候」「益々ご清栄のこととお慶び申し上げます」といった定型フレーズは必要ありません。1行目に相手の名前を、最後の行に書き手の名前を。すると、本文として残るのはほんの3行程度です。たった3行で人と差がつき、好印象を与えられるのですから、無駄な手間ではありません。
一筆箋は一枚で十分、サマになりますし、書いているうちに筆が乗って2枚、3枚と複数枚にまたがってもかまいません。付箋やメモ代わりに活用したり、封筒に入れて郵送してもOK。カバンの中にしのばせれば、外出先で購入した手土産を渡すときやメモを取るときにも使えます。
どんなときに使う?
- 社内でメモを渡すとき
- 書類を送るとき(書類の上に乗せて、クリアファイルに挟んで)
- 書籍や必要なものを貸し借りするとき(書籍などに挟んで)
- 請求書や領収書などを郵送するとき
- 贈り物や手土産を送るとき、渡すとき(紙袋の中に入れて)
- ありがとうの気持ちを手書きで伝えるとき(便箋の代わりに)
- 外出時の電話メモ(カバンにしのばせて)
- 外出時にふとアイディアが思いついたとき
- 外回りのときのひと言メッセージに(相手が留守のときにメッセージを書いて、名刺とともに)
- 祝儀袋の中に入れて、お祝いのメッセージを
- 懐紙の代わりに
- ちょっとしたギフトに
- その他
どんな一筆箋が使いやすい?
ビジネスパーソンが使いやすいのは、ずばり無地の一筆箋です。が、ひと言で無地といっても和紙か、洋紙か。罫線があるか、ないか。罫線の幅が広いか、狭いか。真っ白な紙か、色の付いた紙か。バリエーションは豊富にあります。
迷ったときには、まず和紙か洋紙かを決めましょう。和紙は紙質がやわらかく、ざらっとしていて風合いがあります。一方で洋紙は紙質がパリッとしていて、トラディショナルな雰囲気があります。
それぞれに良さがあります。好みの一筆箋を探してください。