生成ＡＩを活用した具体的な業界財務分析の仕方
生成ＡＩに業界の財務分析を依頼するときに、難しい専門知識はいりません。
社長は、自分の言葉で次のように指示するだけです。
「〇〇業の最近の決算書を比較分析し、業界動向と今後の課題をまとめてください」
即座に生成ＡＩが、指定業種の上場企業のＩＲ情報サイトや金融庁のEDINET（金融庁の企業財務データベース）にアクセスして、財務データを収集してきてくれます。
さらに、詳細な情報が知りたいときは、追加で次の指示をします。
「この業種の主要５社の過去3期分の有価証券報告書と中期計画を比較して、業界の財務分析レポートを作成してください」
数分かかりますが、詳細な比較財務分析レポートがあがってきます。
業界全体の動向分析のほか、今後の方向性や対処すべき課題、取るべき戦略などについて、要領よくまとめてくれるので、とても助かります。
過去の業界動向や同業社の中期計画を分析することで、将来の市場変化を予測する検討材料が得られます。
生成ＡＩに「業界のトレンドを踏まえた上で、今後の経営戦略について提案してほしい」と問いかければ、事業多角化や投資分野など、具体的な戦略の考え方を示してくれるでしょう。
生成ＡＩ（ChatgptやGeminiなど）の無料バージョンで、かなり専門的なことまでやってくれるので、財務分析に関してもぜひ試してみてください。
具体的なプロンプト（指示文）の書き方がわからなければ、生成ＡＩに聞けば教えてくれますし、生成ＡＩのほうからできることを提案してくれます。
経営戦略や事業計画がマンネリ化していませんか？
