"アクションポエム"をご存知でしょうか?
文字通り、ただの詩ではありません。
鑑賞を楽しむためではなく、動くためのもの。
自分や組織の未来を輝かせるためのもの。
一言でいうなら、"ポエム形式で楽しみ、学ぶビジネス書"。
今回紹介する『1%の自分革命』は、
今までのビジネス書とは全く違います。
(『1%の自分革命』平野秀典/プレジデント社)
書籍の帯に「誰にでもできて 誰もがやっていないこと。」と
ありますが、まさにそのとおりです。
人は新しいことに挑戦したい、と思いながらも、
実際には、なかなか行動に移せません。
特に安定した成果が見込める分野で、
新しいことを始めるのには、
大変な勇気がいります。
著者の感動プロデューサー・平野秀典氏は、
これまで10冊のビジネス書を上梓し、
企業セミナーを中心に、数々の実績を重ねてきたベテラン。
55歳、11冊目にして、なお前に進もうという強い意欲が、
収録された43のポエムにあふれています。
本来、ビジネス書に書く内容をポエムで表現するわけですから、
いわゆる説明的なことは一切書けません。
言葉を選りすぐり、
ぜひとも伝えたい重要なところだけに絞り込む。
それはまるで、贅肉を削ぎ落とした末に完成された
彫刻のようです。
その素晴らしさは、
私が関東の人気FMラジオ局・J-WAVEに出演した際、
本書の中から、「初めてを始める」を朗読したところ、
大変な反響があったことでも実証済みです。
ページを開くたびに、
どこかマンネリ化しつつあったビジネスマインドに
赤い炎が灯るのを感じられることでしょう!
さらに、非常に見た目がいいことも、本書の魅力の1つです。
海外のペーパーバックを、さらに上品に、上質に仕上げた雰囲気。
書店のカバーをかけずに、このまま持ち運びたくなります。
手ざわりも素晴らしく、
紙の本ならではの良さを満喫できます。
自宅の本棚に置いてあるだけで、
知的なムードも高まります。
書籍の内容以外にも語りたいことが多い、
本のソムリエ冥利に尽きる一冊です。
尚、このアクションポエムを読む際には、
音楽を流しながらお楽しみいただくと、さらに効果的。
おすすめは、バイオリン奏者・千住真理子さんのアルバム
『日本のうた』です。
(『日本のうた』千住真理子/EMI Music Japan)
千住さんが奏でる、なつかしき日本のメロディーが
心にやさしく響き、雰囲気も読書効果もグンと高めてくれます。
さらに実り多き読書ライフを、ぜひお楽しみください。