先日から、本棚の整理をしていて、これまで読んできた大量の本と向き合っております。
整理の手を止めては立ち読み、また止めては別の本を立ち読み・・・。むー、いっこうに整理が進まない! 私のオフィスがきれいに片付くのはいつになるのやら。
今回は、そんな私の本棚から、ココロとカラダの関係を知るのに「これはお奨めしたい!」という選りすぐりの本をご紹介したいと思います。
<医学者、生物学者、心理学者がココロとカラダの関係に意欲的に切り込んだ本>
◆『思考のすごい力 ~心はいかにして細胞をコントロールするか』
・ブルース・リプトン(アメリカの細胞生物学者)
・PHP研究所 1,800円(税別)
◇遺伝子は単なる設計図にすぎない。細胞や遺伝子のふるまいをコントロールするのは、意識や環境だった! 最近出たばかりの本で、いまイチオシです。
◆『心の科学 ~戻ってきたハープ』
・エリザベス・ロイド・メイヤー(カルフォルニア大学バークレー校心理学部助教授)
・講談社 1,900円(税別)
◇科学者が超心理学に出合ったとき…。良心的で科学的スタンスを守ろうとする著者が超常現象と真剣に向き合う真実の旅。読み応えありましたー。
◆『本当のところ、なぜ人は病気になるのか?』
・ダリアン・リーダー(ロンドン在住の精神分析家)
・デイヴィッド・コーフィールド(ロンドン在住の科学哲学者)
・早川書房 2,000円(税別)
◇「ストレスが原因です」というあいまいな表現に警鐘を鳴らす。副題には身体と心の「わかりやすくない」関係とあり、豊富な論文分析をもとに、心と体の関係の実態を詳述。
◆『心はなぜ腰痛を選ぶのか ~サーノ博士の心身症治療プログラム』
・サーノ・ジョン・E(ニューヨーク医科大学臨床リハビリテーション医学科教授)
・春秋社 2,000円(税別)
◇ボディセラピーの分野では古典的名著となりつつあるこの本。痛みと感情の関係をスバリ解説し、さらに数十万もの実績でそれを証明しています。
◆『人は悲しみで死ぬ動物である』
・ゲーリー・ブルーノ・シュミット(スイス在住の物理学者、心理学者、精神治療医)
・アスペクト 1,900円(税別)
◇この本には深く深く影響を受けてしまいました。ヴードゥー死、タブー死、ノスタルジー死。身体と精神の境界線はどこにあるのか?人間の根源的なテーマを追求した一冊。
◆『心が生かし、心が殺す ~ストレスの心身医学』
・ケネス・R・ペルティエ(医学博士、スタンフォード大学医学校準教授)
・日本教文社 2,095円(税別)
◇原題は、MIND AS HEALER,MIND AS SLAYER(ヒーラーとしてのマインド、破壊者としてのマインド)というこの本。豊富な臨床研究をもとにした専門的な名著。
◆『病気になる理由、ならない理由 ~ポジティブな脳と心が「治る力」を引き出す』
・ブレア・ジャスティス(心理学博士、医療関係ライター)
・PHP研究所 1,700円(税込)
◇1997年初版の本なので手に入るかどうかむずかしいですが、本の帯に「人は自分が思った通りの病気になる」とあったのは印象的でした。まさにそれを証明する内容です。
<スピリチュアルに見るココロとカラダ>
◆『感情地図 ~心と身体を元気にする最高の方法~ 』
・キャロル・ライトバーガー(直観医療者。九死に一生を得てオーラが見えるようになる)
・ビジネス社 1,500円(税別)
◇身体は、魂でつながり、そのエネルギーは感情によって現れる。著者独特の切り口と伝統的な医療の智慧を活かしたカラダとココロの関係MAP。
◆『チャクラ-癒しへの道 ~新しい「健康」の発見』
・クリステイン・ペイジ(医師であり、ホメオパシー療法医でもある)
・サンマーク出版 2,400円(税別)
◇分厚い本ですが、スピリチャルとカラダを学ぶには最適な本。7つのチャクラごとに章立てされており、病気が伝えるメッセージを読み解くための良質な指南書。
◆『チャック・スペザーノ博士のこころを癒すと、カラダが癒される』
・チャック・スペザーノ(心理学者、セラピスト、ビジョン心理学を確立)
・VOICE 1,800円(税別)
◇深層心理と病気、ケガの対応一覧が収録されており、病気に対して、自分のココロが何をできるかについてヒントをくれる一冊。12の深層心理について解説されている。
◆『<からだ>の声を聞きなさい ~あなたの中のスピリチュアルな友人』
・リズ・ブルボー (本書によりベストセラー作家となったスピリチュアリスト)
・ハート出版 1,500円 (税込)
◇世界的ベストセラーとなった本。タイトルの通り、カラダの声に耳を傾けることにより肉体・感情・精神・スピリチュアルな各レベルでの健康と、幸せの統合とを提案している。
◆『病気が教えてくれる、病気の治し方 ―スピリチュアル対症療法』
・トアヴァルト・デトレフゼン(リーインカーネションセラピー創立者)
・リューディガー・ダールケ(ドイツの自然医学医師、精神療法士)
・講柏書房 1,600円(税込)
◇呼吸、消化、感覚、皮膚、腎臓・・・などパート別にカラダの働きの解説があり、その不調・トラブルから<症状=影>の声を聞くという独特の切り口。ドイツで150万部。
◆『すべてがうまくいく「やすらぎ」の言葉』
・ルイーズ・L・ヘイ
・PHP研究所 1,300円(税別)
◇著者は1925年生まれ。アメリカでは著名なスピリチュアリスト。プラクティック療法家として出版した「heal your body」は全世界3000万人の人生に影響を与えた。
◆『癒しのイメージ・トレーニング』
・サージ・キング(心理学博士であり、ハワイのシャーマニズムセラピスト)
・春秋社 2,000円(税別)
◇著者の近著には『ハワイアン・ヒーリング』があるが、ココロとカラダの関係をより具体的に書いた本としては、1998年刊のこちらがとてもわかりやすい。
以上、14冊の本をご紹介しました。もし全部読んでしまう人がいたら、それだけでココロとカラダについてのこれまでの考え方が大きく変わってしまうでしょう。というより、自分のカラダに対し、ココロから自信が湧いてくるはずです。
今回は、西洋の著者ばかりをご紹介しましたが、私の本棚には東洋医学コーナーが幅広く占めており、また機会を見て、東洋医学、伝統医学、そして日本の優れた施術者の残してくれた心と体の洞察をご紹介したいと思います。