本日発足する菅新政権。
第26号 http://jmca.hosting.ne.jp/column/onokoro/26.html
でも取り上げましたように、今回も、東洋医学の五行の相生・相剋の関係をつかって、新政権閣僚の人間関係バランスについて、見てみたいと思います。
●菅 直人 総理大臣
1946年10月10日(63歳)秋生まれ 金(肺)
●仙谷由人 官房長官
1946年 1月15日(64歳)冬生まれ 水(腎臓)
●原口一博 総務大臣
1959年 7月 2日(50歳)夏生まれ 火(心臓)
●岡田克也 外務大臣
1953年 7月14日(56歳)夏生まれ 火(心臓)
●前原誠司 国土交通大臣
1962年 4月30日(48歳)土用生まれ 土(脾臓)
●長妻 昭 厚生労働大臣
1960年 6月14日(49歳)夏生まれ 火(心臓)
●野田佳彦 財務大臣
1957年 5月20日(53歳)夏生まれ 火(心臓)
●亀井靜香 金融・郵政改革担当大臣
1936年 11月 1日(73歳)土用生まれ 土(脾臓)
●直嶋正行 経済産業大臣
1945年 10月23日(64歳)土用生まれ 土(脾臓)
●荒井 聰 国家戦略、経済財政担当相
1946年 5月27日(64歳)夏生まれ 火(心臓)
●千葉景子 法務大臣
1948年 5月11日(62歳)夏生まれ 火(心臓)
●山田正彦 農林水産大臣
1943年 4月8日(68歳)春生まれ 木(肝臓)
●北澤俊美 防衛大臣
1938年 3月 6日(72歳)春生まれ 木(肝臓)
●中井 洽 国家公安委員会委員長
1942年 6月10日(67歳)夏生まれ 火(心臓)
●川端達夫 文部科学大臣
1945年 1月24日(65歳)土用生まれ 土(脾臓)
●小沢鋭仁 環境大臣
1954年 5月31日(56歳)夏生まれ 火(心臓)
●蓮 舫 行政刷新担当大臣
1967年 11月28日(42歳)冬生まれ 水(腎臓)
●玄葉光一郎 公務員制度改革担当、少子化、男女共同参画、新しい公共担当
1964年 5月20日(46歳)夏生まれ 火(心臓)
●枝野幸男 党幹事長
1964年 5月31日(46歳)夏生まれ 火(心臓)
それぞれの季節生まれは、旧暦に基づいています。
春、夏、秋、冬、そして、各季節の間にある土用。
季節生まれ別にまとめてみると…。
秋生まれ
●菅 直人 総理大臣
冬生まれ
●仙谷由人 官房長官
●蓮 舫 行政刷新担当大臣
土用生まれ
●前原誠司 国土交通大臣
●亀井靜香 金融・郵政改革担当大臣
●直嶋正行 経済産業大臣
●川端達夫 文部科学大臣
春生まれ
●山田正彦 農林水産大臣
●北澤俊美 防衛大臣
夏生まれ
●枝野幸男 党幹事長
●原口一博 総務大臣
●岡田克也 外務大臣
●長妻 昭 厚生労働大臣
●野田佳彦 財務大臣
●荒井 聰 国家戦略、経済財政担当相
●千葉景子 法務大臣
●中井 洽 国家公安委員会委員長
●小沢鋭仁 環境大臣
●玄葉光一郎 公務員制度改革担当、少子化、男女共同参画、新しい公共担当
金(秋生まれ):肺が強いカリスマタイプ、情報収集力・分析力が高い
水(冬生まれ):腎臓が強い長期展望タイプ、平和的だが、こだわりが強い
土(土用生まれ):脾臓が強い野心と調整のバランスタイプ、敵をはっきりさせる
木(春生まれ):肝臓が強い賢く忍耐強いタイプ、処理能力・理解力が高い
火(夏生まれ):心臓が強いリーダーシップタイプ、とにかく我が強く行動的
圧倒的に夏生まれが多いのは、鳩山前政権もそうでした。11閣僚が留任し、枝野新幹事長をはじめ、新しく閣僚に加わった野田氏、荒井氏、玄葉氏も夏生まれなので、よりこの傾向が強まった感じがあります。
鳩山政権と菅政権のもっとも大きな違いはというと、この夏生まれの多い閣僚に対する総理のポジションです。前総理となった鳩山さんは、春生まれでした。
●鳩山由紀夫 前総理大臣
1947年 2月11日(63歳)春生まれ 木(肝臓)
鳩山政権の閣僚人間関係をみた26号では、
『個性的な「火(夏生まれ)」メンバーを、鳩山さんと官房長官の平野さんがいかに御しきれるかが課題になりそうです。』『たしかに今、日本には、新しい炎が必要です。鳩山さんの木の枝がどんどん燃えても、まだまだどっしりしているのかどうか? 枝を切りすぎて、幹まで細くなってしまったら、新政権は空中分解ですね。』
と書きましたが・・・、やはりなかなかうまくいかなかったようです。
前幹事長となった小沢さんも夏まれ、そして、鳩山さんを助ける位置にあった「水」の社民党党首・福島さんは、冬生まれでした。
●小沢一郎 民主党幹事長
1942年 5月24日(68歳)夏生まれ 火(心臓)
●福島瑞穂 消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画担当大臣
1955年12月24日(54歳)冬生まれ 水(腎臓)
小沢さんをかばい続けた鳩山さん。鳩山さんにとっては、小沢さんは「子」の位置にあたっていましたから、結果としては、小沢さんとの抱きつき心中のような格好になりました。また、曲がりなりにも鳩山さんの「親」のポジションで助ける位置にあった福島さんが普天間問題では、社民党ごと政権離脱となりました。福島さん罷免の時点で、鳩山退陣は決まっていたのかも知れません。
さあ、今回新総理になった菅さんはそうでしょうか。
菅さんは「秋生まれ」。
五行には、「木」「火」「土」「金」「水」それぞれに関係性があり、
・→の方向に支える関係を相生(そうせい)、
・→の方向にブレーキをかける関係を相剋(そうこく)、
と言います。
●相生の関係: →の向きに「育てる」関係。
水 → 木 → 火 → 土 → 金 → 水
例)水が木を育てる。木が火を盛んにするなど。
●相剋の関係: →の向きに「勢いを止める」関係。
金 → 木 → 土 → 水 → 火 → 金
例) 金(金属)が木を切る。火が金属を溶かすなど。
菅さんのポジションは、夏生まれ組からブレーキを踏まれるポジション。カリスマ性が強く(秋生まれ)、イラ管の異名をとる菅総理ですが、現閣僚の間においては、なかなかスタンドプレーはままならないようです。(参院戦後、内閣改造まではおとなしく、ということになるでしょうか)
菅総理の「親」となり、助けるポジションになるのは、前原国土交通大臣、亀井金融・郵政改革担当大臣、直嶋経済産業大臣、川端文部科学大臣。
亀井さんが菅さんを助けるポジションにあるなんて!なんだか想像できないほど意外ですが、選挙を見据えた今国会の郵政改革法案をめぐる政局の中で、回り回って、この2人の協調が見られるのかもしれません。
菅総理からみて「子」のポジションにあたるのが、官房長官の仙石さん、行政刷新相の蓮舫さん。ともに行革の戦士であるこの2人を菅さんがどこまで支えることができるかにも注目です。
いずれにしても、参院戦に向けての政局に大きな変化はあまりないでしょう。
参院戦後、そして、9月の新しい組閣後に、菅政権が続いているのかどうか。
またその時には、五行による閣僚人間関係を見てみたいと思っています。