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健康

第13号 痛みは逆流?!

おのころ心平の ──社長のための「か・ら・だマネジメント」

 まず、お知らせをさせて頂きます。

 このたび、おのころ心平が理事長をつとめる「一般社団法人自然治癒力学校」の公式HPが完成いたしました! 本日が公式オープンです。

 http://www.cocokarafamily.com/info/archives/author/naturepower

 今後ともご愛顧のほど、よろしくお願いします。

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 さて、それでは本題に入ります。

 今回の「痛みは逆流!?」というタイトルは、奇異に感じるかも知れませんね。「痛み」というのは、客観的指標のない症状です。非常に個性的で、主観的。

 その方の感度や精神状態、感情もからんでくるので、本人の思い込みや、また逆に他の人からの誤解も生じやすい症状といえると思います。

 痛みを代表する疾患には、尿管結石という病気がありますが、これ、まぁ痛いの何の。この苦しみから解放されるなら「死んでもいい」と思ってしまいます。他に胆石、盲腸と並んで3大疼痛(とうつう)と呼ばれています。

 背中から腹部にかけてなんとも形容のしがたい痛みが生じますが、この痛みの原因、石が尿管につきささって痛むのかと思いきや、さにあらず。

 尿と言うのは、図1の通り、腎臓ででき、尿管→膀胱→尿道を通って体外に排泄されます。

図1 

ono13-1.gif 尿管結石で尿管に石がはさまってしまうと、腎臓から送られてくる尿がせき止められます。そうして何が起こるのかというと「尿の逆流」。尿が腎臓までもどってしまって、それで腎臓がぶわーっと腫れてしまうのです。

 尿管結石の、あのなんとも言いようのいない痛みは、実は、この腎臓の腫れによって生じるんですね。

 胆石も同じ原理です。胆管に石がはさまって、腸にいくはずの胆汁という消化液が胆嚢に逆流してしまうんですね。それで胆嚢が腫れて痛む。

 尿管、胆管を一方向に流れる液体が逆流を起こす。それで、逆流を受けた腎臓や胆嚢が、自身の器を越えてぶわーっと膨らむ。

 ぎゅっ、ぎゅっと圧迫された腎臓や胆嚢の内部の気持ちを思うと、それはそれは痛そうですよね。

 筋肉痛を考えてみましょう。

 ひさしぶりにカラダを動かした翌日、あるいは翌々日に、筋肉に痛みが生じます。2~3日で治ってしまうのでそんなに深刻になったりしませんが、この痛みもいってみれば、「ふだんの器を越える」というところがポイントです。

 でも、1~2日たってから痛みが生じるって不思議に思いませんか?ふだんあまり使わない筋肉を動かすと、カラダは「あ、そこに酸素が必要なんですね」と大量の血液を送りこみます。

 それで筋肉繊維を大きく押し広げるのですが、しかしながら、ひさしぶりの運動というのはたいてい一過性のもの。その後、ピタっと運動をやめてしまうと、「あれ、もう血液はいらないんですか?」とばかりに血液の流れは混乱します。

 器を広げるのか、そうでないのか? カラダは血液を送ろうとしますが、運動をやめた筋肉の方では「いいえ、もういりません」というので、血液の押し合いへし合いが生じます。

 収縮した筋肉にムリヤリ血液を送り込もうとすると、筋肉に痛み(筋肉痛)が生じるというわけです。そのうち、しだいにふだんの生活パターンを取り戻した筋肉の主張が勝って、筋肉痛はおさまります。

 この「器を広げるのか、そうでないのか?」というのは「痛み」全般にかかわる、ある種のメッセージではないかと思います。

 カラダに痛みが生じるということは、体液の流れに「迷い」が生じているということ。「一歩すすんで、自分の器を広げる挑戦をしようか?」というココロと「いや、こわいなー、多少不便でも今のままでいいかな~」と安定を求めるココロ。

 カラダの中では、こうした心理に対応して、体液が行ったり来たりしています。こうした心理の境目にいる、というサインが「痛み」の正体と言えるかもしれません。

 あなたの痛むひざ、腰、肩にそっと手を当てて、ちょっと考えてみてくださいね。

 ・ふだんの生活の何を変えたいと思っているのか? 

 ・変えたいと思っても躊躇(ちゅうちょ)してしまうその恐れとは何なのか?

 ひざの場合は、夫婦関係やパートナーシップの何かを変えたいというシグナル、腰の場合は、あなたの過去と未来の葛藤、肩、首筋の場合は、あなたの経済的不安感、などに意識を向けてもらうと、よいヒントになると思います。

 痛みの解決のヒントは、カラダのどの場所にその痛みが生じているのか?ということや、時間的にいつが頻繁なのか?といったことがあげられます。

 また、「移動する痛み」というのがありますが、私の経験上、これはまさしくある種の感情が出口を求めて右往左往しているというケースです。

 いずれにしても、痛みが生じているときは、尿管結石のような石をイメージしてみてください。あなたの「流れ」をせき止める大きな石。

 石は「意思」かもしれないし、「意志」かもしれない。誰かの残した「遺志」かも知れないし、ひょっとすると、依存してしまっている「医師」かも知れませんね。

 冒頭にも書いたように「痛み」というのは、客観的指標のない症状です。非常に個性的で、主観的。だからこそ、根本的な解決も、個人的にしかできない。

 痛みは、体液やエネルギーの流れ方の結果ですから、完全に消し去ろうとしても無理があります。つまり、エネルギーの流れ方そのものに自分で向き合わなければならない。

 痛みを乗り越えるか、痛みとは逆の方向へ舵をきるか、痛みの解決方法に正解はありません。ただ、痛みを毛嫌いするばかりではなく「痛みを引き受け、痛みとともに」という姿勢がカラダの大きな変化をもたらし、結果、痛みが気にならなくなるというケースがあるというのは、知っておいて損はありませんね。 

 

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