menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

戦略・戦術

第264号「カタログ通販」+「実店舗販売」

社長のための“儲かる通販”戦略視点

 設立10年の通販会社であるDoCLASSEグループの実店舗展開が好調だ。同社は婦人服の企画・製造・販売を手掛けるSPA(製造小売業)で、カタログ通販からスタートし、2011年以降はブランド認知拡大や新規顧客開拓、スケールメリットなどを目的に実店舗を展開。現在は、婦人服ブランド「ドゥクラッセ」が45店舗、婦人靴の「フィットフィット」が52店舗と、ショッピングセンターや有名百貨店を中心に店舗数を拡大し、今年6月22日には、新宿アルタ1階(JR新宿駅東口前商業ビル)に紳士服も含めたグループの旗艦店を出店している。

 「ドゥクラッセ」は40~50代女性をターゲットに、体型の悩みに応えるモノづくりを行い、品質重視とお手頃価格の商品提供により成長し、 「フィットフィット」は人間工学をベースに外反母趾にもやさしい、デザイン性の高いコンフォートシューズブランドとして人気を得ている。2017年にはグループ売上高が210億円(前期比35%増)に達し、この売上高に占める店舗事業の割合は、 「ドゥクラッセ」が約25%、 「フィットフィット」は約75%まで拡大しており、19年末までに婦人服で60店舗、婦人靴66店舗の販売体制を整える計画だ。

 このように、 DoCLASSEの実店舗展開はなぜ成功しているのか――。それは、カタログ会員250万人の存在が大きい。毎月届くカタログを見た後に店舗で実物を確かめる顧客が一定数おり、また新聞広告に掲載された商品の店舗販売も売上に貢献している。さらに「フィットフィット」に関しては、専門部隊が全国で催事販売を行っていることも、底上げ材料となっている。 DoCLASSEの店舗事業責任者は、失敗しない実店舗展開のポイントとして「各店長に損益計算書の数字を公開して、経営者目線で店舗運営をしてもらう体制にしている」ことを上げている。

 実店舗展開に失敗する通販企業も少なくない中、同社と同様にカタログ通販大手のベルーナも、アパレル店舗を60店展開して順調に拡大させており、この2社の事業戦略に注目が集まっている。

第263号 25兆9,200億円前のページ

第265号 世界のトヨタが注目する中小企業とは次のページ

関連記事

  1. 第217号 3900円+890円

  2. 第226号 100万人

  3. 第198号 11兆1660億円

最新の経営コラム

  1. Track6 聞き手のある講演録から学ぶ

  2. 第38回「茶道の入り口」

  3. 第29回 中小M&A増加の背景 

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    第十七話 本物は分かる(福山黒酢)
  2. 健康

    第40回 相泊温泉(北海道) 夏季限定!日本最東端の湯
  3. マネジメント

    第八十四話 「人のために生きよ」(株式会社ノバレーゼ)
  4. 戦略・戦術

    第170話 コロナ禍の井上式財務対策
  5. 経済・株式・資産

    第42話 会社破たん後に経営者はどうしたらいいのか?
keyboard_arrow_up