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第33話 「自創経営における人格能力の育み その3 心構え編」

東川鷹年の「中小企業の人育て」

先代社長の意向を汲んで取り組んだ“人づくり”の仕組み
 
自創経営とは、業績を上げ続け、社員が安心して働き続けられる
強い会社を創るために“任すから任せるに足りる人”を育てる『仕組み』です。
 
この『仕組み』は仕事人間として単に職務遂行能力を高めるだけの
成長するだけではなく、自らの人生をより豊かにする事ができ、かつ会社や社会に貢献できる“人格能力”を高めるために、仕事を通じて人間的に成長する『仕組み』となっています。
 
この“人格能力”の土台となる脳力開発には大きく分けて3面あり、その中の第1面が『心構え』となります。
 
人の「心」は、その人の「行動」に表れていると考え、その「行動」を観て、どのような心構えでいるかを判断することができます。
この心構えを育むためには、単なる座学の教育では失敗に終わります。
 
口先だけで、「心構えが大切だ!」と、唱えるだけで終わり、実際の行動は変わらないからです。“行動変革”が起こって始めて、
その心構えが育まれたと言えるのです。
 
今回の3つ目の指針は、『自分もよし 他人もよしの姿勢』です。
解りやすく言い換えれば、「人のお役に立つ」という心構えです。
 
ビジネスマンとしての心構えとしては、あまりにも当たり前過ぎて見落しやすいのですが、最も重要視すべき根本的な心構えです。
 
人は誰しも他人との関わり合いの中で生きています。
人として生きる上で、他人との関わり合いを避けることは出来ません。
 
同じ関わり合うのであれば、人との関わり合いを避けるよりも、いつでも、どこでも、どなたとでも『良い人間関係』が築ける“自分を創る努力”をしたほうが心地よく生きることが出来ます。
 
そのためには、
「相手に不快な思いをさせていないか?」
「相手に迷惑をかけていないか?」
「相手の時間を無駄にしていないか?」
 
など、相手の立場に立って、自らの行動を客観的に観る訓練が必要です。
 
そして、常に「相手に良くなってもらいたい。」との想いを持ち、気遣い、配慮、心配りのある行動を心がけることです。
 
この指針の反対面の“良くない心構え”を『自分だけよしの姿勢』といいます。
解りやすく言えば、「自己中(チュー)」です。
 
「自分さえよければいい。」
「自分のことをまず考える。」
「自分の身を先に守る。」
「相手をバカにしたり、憎んだり、敬遠したりする。」
「自分の取っている行動が相手にどう映るのかを考えていない。」
 
などはすべて自己チューにあたります。
 
誰しも、このような行動を取る人と積極的に接したいとは思いません。
ましてや、このような心構えを持っ行動をしている管理職が
1人でもいる組織は絶対に繁栄しません。
 
自創経営では、『人を育てる人が自ら育つ』というポリシーのもと、
新入社員以外のすべての社員が、誰かを育てる仕組みとなっています。
 
しかも、“今の自分よりも優れた人間を育てる”ことが共通の課題となっており、
この課題を解決出来ない人間は管理職にはなれません。
 
ただし、育てた人間が育った人間に追い抜かれることはまずありません。
なぜならば、今の自分よりも優れた人間を育てる過程において、
自らがより優れた人間に育つからです。
 
自創経営では、全社員の成長を目的とした【目標管理の仕組み】として、
《チャレンジシート》と《ランクUPノート》というツールを活用します。
 
管理職が部下のランクUPノートをじっくり観て、毎日“想いやり”のある成長対話を
行うことによって、お互いに成長することが出来るのです。
 
そのためには、「どうしてあげればいいだろうか?」と、常に部下の成長を考える
“想いやり”のある行動をとることが出来る管理職を育てることが、
強い会社を創るためには、最も重要なのです。
 
部下と共に成長する管理職を育成することが出来る仕組みの詳細を6月、7月の【管理職養成講座】で所長が解説してまいります。

 

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