JR東日本は、2026年9月8日からJR新宿駅の地下改札内で自動走行する「移動式ごみ箱ロボット」の実証実験を開始した(11月20日まで)。
プログラミングされたルートをロボットが自動で巡回するもので、混雑する構内での自律走行の検証、清掃業務の効率化を目指しているが、JR新宿駅は1日平均乗降客が666,809人(2024年度)と日本一混雑する駅のため、ロボットの移動は平日の10〜17時とし、朝夕のラッシュ時を避けている。
しかし、初日の9月8日(水)午後でも、電車が到着すると乗り換えや駅を出入りする客などが増え、走行実験を行っている地下コンコース内は通行客が多く、ゆっくりの移動となっていた。
検証項目は、センサーなどで走行時の安全を確保できるか、混雑時の走行にどのような課題が出るか、改札内を移動する乗客に影響が及ばないか、ごみ箱ロボットの運用が社会的に受け入れられるかの4点で、初日は珍しがって外国人観光客がわざわざゴミを入れに行く姿が多かった。
今回の「移動式ごみ箱ロボット」実験の企画には、外国人観光客の「ゴミ箱がどこにあるか分からない」という要望もあったとのことで、毎日駅を利用していてゴミ箱の場所などを知っている通勤・通学客以外の利用客の利便性向上にもなりそうだ。
■ロボット
このロボットは米Cartkenが開発した屋内外を走行できる自動配送ロボットで、三菱電機とメルコモビリティーソリューションズが運用している。
ロボット3台は、山手線の緑、中央線の黄色、中央特快の赤の3色で、前方についている目玉が動き、JR新宿駅のキャラクター「しんじゅくま」のラッピングもされ、遊園地などで子どもを乗せて動くミニ列車のようなデザインとなっている。

JR東日本グループは経営ビジョン「勇翔2034」の下でロボット活用を進めており、今回もその中での実証実験だが、日本で最も混雑する場所での果敢なチャレンジは賞賛に値する。
======== DATA =========
●プレスリリース・新宿駅にて「移動式ごみ箱ロボット」の実証実験を行います
https://www.jreast.co.jp/press/2026/ueno_j/20260904_u01.pdf
●JR東日本グループ経営ビジョン「勇翔2034」
https://www.jreast.co.jp/company/vision_report/group_vision/
●メルコモビリティーソリューションズ
https://www.mems.co.jp/product/cartken/
●cartken×三菱電機の自動ロボットが届ける安心な搬送の未来
https://www.mitsubishielectric.co.jp/business/biz-t/contents/synergy/cartken-robot.html



















