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第28話 成長課題 管理職の部下育成術(28)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は
 
『達成感を味あわせるマネジメントで部下を育成すること』が出来ていますか?
 
強い会社として業績・成果を上げ続けることが出来る組織を創るためには、社員一人ひとりを
 
『自ら考え行動し“より良い結果を出す”ことが出来る人』すなわち『自創の人』に育て続ける必要があります。
 
セルフマネジメントが出来る人財として“任せて安心”といえる人を育てるためには社員一人ひとりが目標設定や計画づくりにおいて出すべき“より良い結果”を明らかにすることにこだわるのと同様に、計画に基づき実行した際の『出した結果』にこだわることも重要です。
 
業績が伸び悩んでいる会社の社員は出した結果を、まわりの人や商品などのせいにして自らがとった行動に固執しその行動を正当化する理由を考え言い訳が非常に多いのが特徴です。
 
『出した結果』を真摯にとらえて自らの「改めるべき行動」を自分で考えて行動改善していくことによってのみ社員は成長していくのです。
 
そのためには社員一人ひとりがそれぞれの仕事に対する『出した結果』を気にさせるよう、管理職は部下にはたらきかける必要があります。
 
「何がどこまで出来たのか?」「どこまで出来ていないのか?」と、常に部下の仕事に対して気にかけてあげることが重要です。
 
その際に『出した結果』がより良い結果だった場合、誉めるだけではなく、心から喜んであげること。
 
そうすることによって小さな達成感を味あわせてあげることが大切です。
 
逆に良くない結果だった場合はがっかりしてあげること。
 
高い目標にチャレンジしている過程において成長しようとしているのですから良くない結果を出したからといっていちいち怒るようでは管理職失格です。
 
ちょっとオーバーなくらいがっかりしてみせることで次はより良い結果を出そうと思ってもらえるように現時点での未達成感を味あわせることも重要なのです。
 
自創経営の目標管理の仕組みではチャレンジシートとランクUPノートというツールを活用し社員一人ひとりが、より多くの成果を上げるために“より良い結果”を出そうと年→月→週→日々に目標設定および計画づくりとしてブレークダウンする仕組みになっています。
 
この目標管理の仕組みの要として管理職と部下が日々成長対話を行う仕組みになっており計画に基づき、実行したその時々における『出した結果』に対して反省を促し、次につなげる成長対話が非常に重要となります。
 
部下の『出した結果』を頭ごなしに否定せず、正面から受け止め次の育成へと着実につなげることが出来る管理職養成講座を 10月と11月に開催します。
 
組織の長として、より良い結果を出し続けることが出来る社員の育成を任せられる、頼もしい管理職の育成に全力を尽くしてまいります。

 

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