写真共有SNSのインスタグラムで最近「リカ活」が注目されている。
1967年にタカラトミーが発売して以来、50年以上人気が続いている着せ替え人形の「リカちゃん」に、今流行のファッションを着せたり、現実の生活を投影させた投稿が多く載せられている。
インスタグラムのハッシュタグ「#リカ活」で検索すると9.3万件の写真が出てくるが、それぞれに面白く、いろいろな趣向がこらされている。
リカちゃんの服を100着以上作っている人や、リカちゃん用ニットを販売している人など活躍している人もあり、マスメディアでも取り上げられている。
■現実を生きるリカちゃんねる
その中で、自分の日常をリカちゃんで表現して人気なのが「現実を生きるリカちゃん」(licca_real)で、最近の「靴脱ぐのが面倒臭くて這いつくばって忘れ物を取りに行く」や「活躍するスポーツ選手が年下ばかりになってきてなんだか焦る」などの生活の中での場面や、「社内で1番居心地の悪い席で働く」などの会社での生活は、背景や小道具も揃えており、写真としても面白い。
ご自身でも「ストレス社会を生き抜くためにリカちゃんに自分を投影している」としているが、それが同世代の女性を中心に共感を生んでいる。
■17歳のリカちゃん人形
タカラトミーの「リカちゃん」は小学5年生という設定の子ども向けの人形だが、最近は大人コーデを楽しめる17歳になったリカちゃん人形「#Licca(ハッシュタグリカ)」(5,500円など)や、日本製の手作りの「スタイリッシュドールコレクション」(第15弾レディヴィオレスタイル:12,100円)などの大人向け商品も販売している。
私には見分けがつかないが、「リカ活」でインスタなどにモデルとして登場しているリカちゃんは、日本製のものが多いという。
タカラトミーは、リカちゃん発売翌年の1968年以来「リカちゃんでんわ」というリカちゃんと電話で話ができるサービスを続けているが、今年7月27日にYouTubeの「リカちゃん公式チャンネル」も開始(両方ともオリジナルの小学5年生のリカちゃん)した。
しかし、それ以上にリカちゃんは一般の人による「リカ活」で、インスタやYouTubeで大活躍している。
======== DATA =========
●現実を生きるリカちゃん
https://www.instagram.com/licca_real/
●裏舞台のインスタリカちゃん
https://sumigoto.com
●リカちゃん オフィシャル情報サイト
https://licca.takaratomy.co.jp/official/
●第15弾 リカ スタイリッシュドールコレクション レディヴィオレスタイル 12,100円
https://takaratomymall.jp/shop/g/g4904810176077/
●リカちゃん公式チャンネル(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UClaz9wnSX0DFN97FyeC7O9g