menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第十五話 焦るな、されど、急げ(フットケアコンフォートセンター)

社長の口ぐせ経営哲学

足の健康に注目が集まっている。
「足は第二の心臓」といわれ、足のリラックスこそ身体のストレス解消に役立っている。
現在、足健康ブームといっていい。また、現実には、足で悩んでいる人も少なくない。
10年以上前から、足に関する新しいケアビジネスを生み出して活躍しているのが
「フットケア コンフォートセンター」(東京・高円寺)の代表の福岡宜子さん。


同店は日本でも唯一といいっていいほど、足のトータルケアをする店である。
時間をかけた足の検査に始まって、矯正中敷き(商品名はウオーキング・バランス)を提案、ウオノメやタコ、角質のケアなど、
さらに、足の反射ゾーンを刺激するリフレクソロジー(足と脚のマッサージ)まで、足のトータルケアを提供する店である。


足の相談に乗っているのはアメリカのペドオーティスト(足矯正技師)
の資格を日本で始めて取得した代表の福岡宜子さんである。
日本に戻ってきて12年間で約3万人の足裏のケアを行っている実績の持ち主である。
また、矯正中敷きを使用している人が約4000人を超えているという。


店は一切広告をしていないが、マスコミで編集ページに紹介されることも多く、
繁盛している一番は経験者の紹介、口コミである。
85%が女性で50代、 30代、20代の順で通っている。首都圏が大半だが、1割の人が地方から訪ねてきている。
福岡さんは「ここではお客さんではなく、患者さんと呼んでいる」という。
理由は足に何らかの悩みを持っているということからである。


福岡宜子さんには仕事に対する持論がある。
 
「いまの日本人は靴に自分の足を合わせている感じ。自分の足に靴を合わせなければ、本当の意味での快適な状態は
保つことができません。実際は足の悩みを 持つ人は多く、深刻ですね。最近、益々足に関心が高まっています」


福岡宜子さんの仕事を進める上での口ぐせは「しょうがない(仕方がない)」と「焦るな、されど、急げ」である。
やれるだけのことは一生懸命やれ、後は悔いを残さない覚悟が必要というのだ。
また、時代は動いているから、社員には「何事もスピーディーに対応し ろ」という檄を飛ばしている。
福岡さんは「人のためにいい仕事ができて幸せです。多少、時代の先取りができている、と今になって感じています。
時は金な り、と先人は教えています」と元気に語った。


                                                              上妻英夫

第十四話 メッセージが伝わる仕事をしよう(ラストリゾート)前のページ

第十六話 有言実行 即断即決(千年の杜)次のページ

関連記事

  1. 第六十二話 「自分を追い込もう」(帝都産業)

  2. 第七十四話 「人と人のつながりが鉄則だ」(株式会社パワー工業)

  3. 第九十五話 「人が変われば、未来が変わる」(ホスピタリティ&グローイング・ジャパン)

最新の経営コラム

  1. 朝礼・会議での「社長の3分間スピーチ」ネタ帳(2024年11月20日号)

  2. 第七十八話 展示会後のフォローで差をつける「工場見学の仕組みづくり」

  3. 第219話 少人数私募債の相続対策

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. 不動産

    第65回 「 下駄履きマンション 」は避けた方が良い
  2. 経済・株式・資産

    第13回  証券優遇税制の延長を活用した資産形成
  3. マネジメント

    第89回 口伝の限界
  4. マネジメント

    臥龍の業績アップ通信(令和5年10月18日号)
  5. サービス

    91軒目 「ミシュランの三ツ星レストランに格付けされている吉武のイタリアン」
keyboard_arrow_up