耳元の印象で話を聞く力が計られる
これは確かなことです。
例えば、女性の長い髪を例にあげてみましょう。
長い髪を垂らした女性と、耳にかけた女性とでは、後者の方が話に俊敏に反応をして行動に移すイメージが
あります。 「あなたの話を聴きますよ」「聴いていますよ」というメッセージが伝わるからです。
また、フェイスラインをすっきり見せることで、聡明でアクティブなイメージを演出できるのです。
では、男性はどうでしょう?
女性のように長い髪のエグゼクティブなど日本ではお目にかかったことはありませんが、
海外の著名なファッション・デザイナーやセレブリティでロングヘアの方がいらしたとしても、
正式な場に出る際には、皆さん耳をすっきり全部見せています。
そうなのです、男性のヘアスタイルとグルーミングに重要なのは、そのスタイルも去ることながら、
耳周りの髪の長さとその手入れ。これが最も重要なポイントの一つであるといっても過言ではありません。
大抵、日本人の経営トップの方々は、髪を短くされており、耳が全部見えるスタイルです。
そして、女性とは違い短くしているからこそ、少しでも長くなると目立ちます。
髪が耳にかかり始めると、非常にすっきりしない印象になり、
ご自分をメンテナンスしていないイメージを相手に与えるのです。
同時に、上述した通り耳にかかった髪では、見た目も「きちんと聞く状態でない」と判断されますし、
内面的にも心の余裕が無いのだろうと判断され「人の話を聴く余裕など無い」と思われてしまう可能性が
高いのです。ビジネスシーンで「心の余裕が無い」と相手に思われるということは、
ビジネスが上手くいっていないのでは?ということに直結します。
まず、男性の場合、1ヶ月よりも短いペース(人それぞれ髪が伸びるスピードが違いますが、
3週間くらいを基準とするとよいでしょう)で、カットをするようにしましょう。
また、暖かくなるこれからの季節、冬よりも髪の伸び方は一般的に早くなります。
そして、汗ばむ時期もやってくれば、男性の場合特に頭部に汗を沢山かきます。
アイ・コンタクトをとる目元の丁度横辺りに位置する耳とその周りの髪が、
あなたを見ている相手にとって不快な方向で目立つことのないよう、今から少しずつ気をつけてみてください。
すっきり出した耳、それを妨げない常にメンテナンスされグルーミングされた髪、
春という季節を背景に颯爽としたイメージが加われば、より一層成功するトップとしての勢いが増すことでしょう。