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- 第3話 利益率を上げるビジネスモデル
「いまだに多くの経営者が誤解しているのが「売上至上主義。」
たとえば、売上高粗利益率20%の販売会社で、月商を3,000万円を、4,000万円にしても粗利益は600万円から800万円になるものの、当然ながら支払いも増える。売上高営業利益率が2%なら60万円の営業利益が80万円になったにすぎないこととなります。
売り上げ目標をあげれば、営業は値引きを強いられ結果として利益率も下がる。先ほどの例だと月商を3,000万円から4,000万円にしても、へたをすれば営業利益は変わらなかったということもありえるのです。
コレ、ごくごく当たり前と思われていることなのだけれど、それでも誤解している人がいまだにいます。何を変えれば利益は増えるのだろうか?答えは、2とうりあると思います。
その一つが経費を減らす。
そして、もう一つがビジネスのしかたを変えて利益率を上げる。
毎月資金繰りに苦しめられている債務過多の会社なら、なおさらこの「利益率を上げるためのビジネスモデル」を考える必要がある。
でもどうやって?というのが正直な感想だと思うけれど。自分の会社の事業を見直してみることから始めると、この「利益率を上げるためのビジネスモデル」が見えてくることと思います。
在庫を極力もたなくてよければ流動資産の商品という科目の金額が減りその分、現金・預金が増える。つまり資金繰りが楽になる。じゃあ、そのためにはどうしたらいいのか?
ほら、だんだん糸口が見えてきたでしょう。
しかもこの作業、ドラッカーが指摘するように、自分の会社の強みを意識して考えると大きな力をもつのです。