menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

サービス

87軒目 小さな店にしかできないことを売りにするすばらしい割烹

大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

知人のFacebookを見ていたら、驚異のコスパの当店『板前 石山光一』の魅力的な投稿が目に入った。
早速、『食べログ』を見ると、“「小さな店にしか出来ないことがあります」 旬の食材を使い、常に四季を感じられる料理でおもてなしいたします”という文言があった。
ただ今、和食店の開業のクライアントのため、1万円以内で満足できる勉強中。早速、その秘密を探りに予約をした。
 
店は亀戸の北口から5分ほど歩いたところを曲がったにある。
路地の入口には三角看板があり、角地にある店は目立つ。
 
shikumi87_01.jpg今日ははじめてゆえ一番価格の低いコースである5000円のコースをチョイスした。
まずは、八寸が前菜として提供される。
 
shikumi87_02.jpgこちらのお酒は、都内では珍しく小樽の『宝川』、『熊ころり』、『小樽の女』などがある。
 
shikumi87_03.jpgちなみにオーナーは千葉出身で小樽で修業したとか。
 
二つ目の料理が、玉子豆腐の椀です。
シンプルだが、出汁と玉子豆腐がかみあってしみじみおいしい。
 
shikumi87_04.jpg造りの竹岡の赤目ふぐが続く。しょうさいふぐより深い味わいがあり、日本酒にとても合う。
 
shikumi87_05.jpg続いては、和食店としてはちょっと変わった、北海道余市の白貝。少しインパクトのある味付けで提供される。この貝、ちょっと癖があるのかもしれない。
 
shikumi87_06.jpgと、店主が突然、鱧をさばきはじめた。うわーって感じだ。どうやら、後から来た人の鱧懐石のようだ。
 
鱈の野菜あんかけだ。さくっと揚げた鱈に野菜のあんが絶妙。うまい。
この一皿もこちらのエッセンスが詰まった料理だ。
 
shikumi87_07.jpg〆はご飯は羽釜で炊いた“鯛めし”。
丁寧に処理した鯛を半身のせたしっかりとした一品だ。
 
shikumi87_08.jpg甘味はぜんざい。
 
shikumi87_09.jpgこれはコスパがいい。
鱧が気になったので、すぐさま、鱧懐石を予約した。
ふわふわで口の中でとろける牡丹に模した鱧の椀から始まり、落とし、焼き鱧、葱と出しでとてもあう鱧すきという流れでとても満足度が高い料理だった。
 
shikumi87_10.jpg小さな店にしかできないことが、確かにそうだなと思ったすばらしい出会いだった。
 
 

板前 石山光一
東京都江東区亀戸2-44-10 カブラギビル1F
 
電話 03-3683-4882
→食べログ内ページ

 

86軒目 福岡県飯塚市の凄い焼肉店前のページ

88軒目 蛤のフルコースで予約の取れない店次のページ

関連記事

  1. 6軒目 「茅葺屋根の自然派レストラン」

  2. 82軒目 スキー場にあるのにうまい蕎麦店

  3. 31軒目「その土地に合わせたコンセプトで繁盛」

最新の経営コラム

  1. 第80回『世界は、ますます二極化する。人を介すビジネス、人を介さないビジネスに分かれている!』~6カ国、8都市視察報告~

  2. 第31講 カスタマーハランスメント対策の実務策⑱

  3. 第177回 コミュニケーション上手になる仕事の進め方99「聴覚情報―『感じの良い挨拶と返事』と『品格を伝える言葉遣い』

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. キーワード

    第62回(「イベントを出し惜しみしない 昭和浴場」)
  2. 健康

    第12回 湯西川温泉(栃木県)インスタ映えする冬の風物詩「かまくら祭」
  3. キーワード

    第15回(技術の会得法を売る)「関口善大靴工房」
  4. 経済・株式・資産

    第117回「ドラッグストアとして唯一無二のフォーマットで躍進」クスリのアオキ
  5. 新技術・商品

    第7話 「差がない」と「ほとんど差がない」は全くの別物
keyboard_arrow_up