今月は、『食べログ』レビュアとしても名高いTOMIT氏から、「日本一の花山椒のそばがあるから絶対食べるべきだ」言わしめた、浅草の外れにある蕎麦屋を紹介しましょう。こちらのオーナーの己野忠促氏は、全国の名店を食べ歩き、今までにない店を作りたいと決心して、こちらの店を開業しました。
まずは、こだわりの蕎麦前料理の八寸からスタートです。函館の“海の神”という名称で売り出しているアスパラ。ちなみに、オーナー夫妻は函館出身だそうです。厚焼き玉子、鱧の蒲鉾で板わさ、穴子の煮こごり、明太子の燻製、沖縄の枝豆、青森の牛蒡のきんぴら、御殿場の花山葵の甘酢漬けなどがお皿を彩ります。
続いては、煮物椀で、京都やましろの筍です。
お凌ぎのササニシキで江戸前穴子の握りが続きます。
そして、本日は、岩手の山女魚の焼き魚が今日せられました。鮮度の良い山女魚を火力の強い土佐白炭で焼いていて、これがおいしいです。
お刺身は、宮城の真子鰈と利尻の雲丹、そして、生湯葉刺身が続きます。
本日の揚げ物は、諏訪で網にかかった雄の鹿をカツで。超レアに仕上げた“鹿カツ”。濃厚なヒレカツのようです。
私に、次の蕎麦屋は鹿カツを出そうと決意させた品でもあります。
お蕎麦は、まずは、十割から。
今回は前回より返しが落ち着いてとても旨いです。
蕎麦を打つ奥様は、蕎麦名人に指南して、三日でこのレベルに達したというから驚きです。
続いて、TOMIT氏絶賛の、丸岡で花山椒のかけそばです。
これは香りがよく、味わいもうまい!
TOMIT氏が“日本一のそば”というだけあります。
十割も花山椒の丸岡も無敵ですね。
いつも思うのですが、この値段でこのコースは凄いです。
浅草が遠すぎた橋でなければ、The bridge needs travering ..
近くにあれば、鶴川にあれば毎月行きたいですね。
浅草じゅうろく
東京都台東区浅草4-37-8 小田井ビル 1F
電話 03-6240-6328
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