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2軒目 「四川の摩訶不思議」

大久保一彦の“流行る”お店の仕組みづくり

「栄児(ロンアール)」(東京・板橋)
 

 新板橋駅と板橋本町のちょうど中間の住宅街に、人気の四川家庭料理店がある。それが、今回紹介の「ロンアール(栄児)」、常連客は「栄児(え いじ)」と呼ぶ。
 
 板橋の店というと、「高いと売れない」とばかりに安い店を連想するが、そうではない。ランチの客単価が1000円、夜が3500円と板橋の店 としては高めなのである。
 
 栄児のオーナー丸藤(がんどう)さんは、5年前、開業した。
 
 そもそも四川料理とは陳建民氏が日本に伝え、エビチリや坦坦麺など、ポピュラーな食となった。丸藤さんは日本人にあわせて作った“四川風”の 味ではなく、「子供のころ家庭で食べた四川の味を伝えたい」という想いから、主婦という枠を超えて開業した。
 
 この店の麻婆豆腐はとにかく辛い!辛い、辛い、辛い!中国からわざわざ取り寄せる山椒で作った辣油のアクセントが辛いのだ。
 
そして、「本当に20年も日本に住んでいるのか」と思う丸藤さんの日本語が妙に辛さを助長するのだ。彼女は言う、「麻婆豆腐と蒸し茄子は、本場 の辛さを味わって欲しくて、あえて辛さを調整していません」と。
 
確かに、この辣油の辛さは只者ではない。「痛い!」と思わず辛さがあって、しばらくすると舌の上にすっきり感が駆け抜ける。その後、じっくりと 鶏からひいたスープの味わいや豆腐の甘みがいつになく敏感に感じられるのだ。
 
ぜひ、四川の摩訶不思議、体験されたい。
 
○ 名物の麻婆豆腐定食=とにかく辛い
 
shikumi2_01.jpg
 
○ 汁ナシ坦々麺=胡桃の食感が絶妙。辛さの調節してくれます。
           辛さ控えめがおすすめ。
 
shikumi2_02.jpg
 
○水餃子=ランチは間を持たせるためにサービスで出てきます。
    ランチはこのほかにインパクトのあるサラダがサービスになります。
    売れにくい水餃子をサービスするなんてにくいじゃあーりませんか!
 
shikumi2_03.jpg
 
四川家庭料理 ロンアール(栄児)
東京都板橋区板橋3-34-12
電話:03-3961-9188
営業時間:11時から14時30分、17時30分から21時
日曜日定休日

 

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