「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座
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今回のキーワード「払えるものは年度末までに払ってしまう」
貸借対照表を拝見すると、買掛金や未払金が、その会社の月商からすると妙に少ない金額であることがあります。尋ねると、
「年度末だけは20日で締めて年度末までにいったん払ってしまいます。」
といった回答をいただきます。
もちろん、年度末までに払えるだけの現預金が手元にあるからできる芸当です。とはいえ、払える分を払ってしまえば、それだけ総資産は縮みます。自己資本比率は高くなり、総資産経常利益(ROA)も大きくなります。
早く払ってもらえる業者も、文句を言うどころか喜びます。
20日までの分をいったん支払い、21日から月末までの10日分だけが買掛金や未払金に残高計上されます。21日以降は納品がない業者もあります。
このように、年度末だけは普段と異なる形で支払うだけで、見た目の良い決算書にできるのです。