「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座
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今回のキーワード「稼いでいる商品にお金を注ぎなさい」
本当に稼いでいる商品は何か、を理解することは意外と難しいです。売上高に目が行ってしまうからです。見るべきものは、売上高よりも売上総利益(粗利益)です。売上高が大きいからと、大して稼がない(売上総利益率の低い)商品分類に設備投資をしてしまうとたいへんです。しかもそれを銀行からの借入金でしてしまうと、返済が追い付かず、資金繰りはますます厳しくなってゆくのです。
強い決算書の会社は、わが社の本当の稼ぎ頭となる商品分類は何なのか、を掴んでいます。そしてその商品分類が売れるのは、どのような客のニーズがあるかも把握しています。あとは、そこを伸ばすために投資をします。設備、人材、システムなど、業種・売り物によって投資するものは異なります。
とはいえ、中小企業は投資資金が潤沢にあるわけではありません。限られた資金を有効に活用するためには、自社の商品分析が欠かせないのです。