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税務・会計

第10回 ライバルよりも高性能設備をどんどん取り入れる会社

強い決算書の会社はココが違う!

「強い決算書の会社はココが違う!」ワンポイント音声講座

↑音声講座は上記を再生ください↑

 

今回のキーワード「即時償却制度」「減価償却費」

 2023年度の税制改正において、即時償却の優遇税制が、2年間延長となりました。生産性向上につながる機械設備を購入した際、申請すればその年度において、全額を一気に即時償却できる優遇税制なので、大いに活用していただきたいのです。

 固定資産が必要となる業種において、「減価償却費」をうまく活用している会社は、稼いだお金をうまく残して新たな再投資に活用しています。
例えばメーカーであれば、常に高性能な機械を取り入れて、前の機械を売却するのです。
私たちの顧問先でも、購入してから一年もしないうちに、新たな設備に買い替えている会社がありました。前の機械は、業者を通じて売却されました。
そうたいして古くない機種なので、それなりの値段で買い手がつきます。
そうすることで、ライバルに対して設備面での優位性を常に保っているのです。

 減価償却費は、損益計算書上で経費の扱いですが、機械の支払いは購入時にすでに済んでいます。なので、お金の支出を伴わない経費です。減価償却費が大きいほど、節税にもなり、お金が残るのです。この仕組みを理解しているかどうかで、残るお金に大きな差がつくのです。

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