「現場を回る前の日頃の想いが大事」
今日は「山の日」。
制定されたのは2016年、制定記念イベントは、信州・松本市で開催され、10日に市内で前夜祭、11日には上高地で本番だった。
この二日間、当時の皇太子御一家(現・天皇陛下御一家)がお越しに成った。
当時、松本市の観光大使を務めていた臥龍は、幸運にも三度、お声が聞こえる距離で拝顔した。
一番の衝撃は、ホテル宴会場での前夜祭。
満杯の会場には、大臣、代議士、知事、市長、商工会議所会頭など、俗にいうお歴々が多数。
自然と上下関係、敬語関係が生まれる。
ふと、何の合図もないのに、会場が水を打ったように静かになった。
その直後、ドアの外で、「皇太子殿下の御着きです」という声が。
そして皇太子殿下が入られてきた。
それまでの上下関係が一瞬にして消え、皆全員が殿下の前で平等になった。
そして各テーブルを回られながら、(事前に打ち合わせされた)お一人に具体的エピソードを添えて、お声を掛けられる。
皇太子殿下の周りには、強烈だが温かいオーラが溢れている。
臥龍のテーブルに来られ、そのオーラの中に入ったときの衝撃は、一生忘れない。
それから臥龍は、そのオーラの源泉を探し続け、3年後に、即位礼正殿の儀の天皇陛下の御言葉の中に発見した。
「上皇陛下が三十年以上にわたる御在位の間,常に国民の幸せと世界の平和を願われ,いかなる時も国民と苦楽を共にされながら,その御(み)心を御自身のお姿でお示しになってきたことに,改めて深く思いを致し,ここに,国民の幸せと世界の平和を常に願い,国民に寄り添いながら,憲法にのっとり,日本国及び日本国民統合の象徴としてのつとめを果たすことを誓います。」
「常に国民の幸せと世界の平和を願われ」とあるが、実際は、「常に国民の幸せと世界の平和を祈られ」だ。
この祈り続けられた御心が、あのオーラの源泉だった。
例えば、日頃は私利私欲で生きている人が、被災地を慰問に行った時だけ、「お疲れ様、大丈夫ですか」と声を掛けても、何も響かない。
松下幸之助翁が現場を回って、「ご苦労さま、頑張ってや」と声を掛けると、従業員は感激し、涙した。
「社長さま、現場を回ったときの従業員の目の輝きに、貴方の日頃の想いが現れる」(臥龍)
臥龍も、顧問先の社長や従業員の幸せを日々祈っているが、あのときに受けたオーラの衝撃から見ると、全然祈りが足りないと反省するしかない。
東京より愛を込めて。臥龍
「お客様と繋がり続ける関係が生まれる秘訣」
本日、元リッツ日本支店長の高野登さんの講演をお聞きした。
旧知の仲ではあるが、毎回、新しい気付きをいただく。
「先味、中味、後味」のお話は興味深かった。
リッツのレストランを一週間後に予約したご家族。
先味=どのような風景、どのようなサービス、何を着て行こうかと、もう食事を楽しみ始めている。
中味=当日、ファンになっていただけるように全力を尽くす。
一番やってはいけないのは、お客様に恥をかかせること。
恥をかかされたお客様は、敵になる。
後味=何日も余韻を楽しむ。家族の会話に生まれる。
後味があるから、また次の予約に繋がる。
つまり、お客様と繋がり続ける関係が生まれる。
この「お客様と繋がり続ける関係創り」は、業種を問わない命題といえる。
臥龍のコンサル業務、研修業務でもまったく同様と思った。
東京より愛を込めて。臥龍
「自己肯定感を上げるには無我夢中の企業文化を創ることだ」
昨日、元リッツ日本支店長の高野登さんの講演をお聞きした。
旧知の仲ではあるが、毎回、新しい気付きをいただく。
参加者からの「自己肯定感を上げるにはどうしたらいいでしょうか?」との質問に、「ど真剣に仕事に打ち込むことです」と答えられた。
臥龍自身、若い頃には、「自己肯定感」を下げる自分の短所に目が行くことがあったが、「無我夢中」にプロジェクトや仕事に打ち込んでいる内に、自分の短所が消えていることが何度もあった。
極論かもしれないが、自分の短所に目が行くのは、余裕がある、暇があるからだと言える。
「修羅場」になると、そのような余裕や暇が無くなる。
Q.あなたは以下のAとBであれば、どちらにYESと共感しますか?
A.自己肯定感が高くなるから、言える、書ける、動ける。
B.言っちゃう、書いちゃう、動いちゃうから、自己肯定感が高くなる。
臥龍は、自分の体験から見ても、絶対的にBだ。
貴社の企業文化が、各人が思ったことを堂々と「言っちゃう」ものであれば、結果的に、貴社の成長角度は急上昇するはずだ。
東京より愛を込めて。臥龍
「トップの仕事は、理念の体現者が生まれるまで語り続けること」
「リーダーは、同じことを何度も語ることに躊躇しない人である。」(臥龍)
何故、同じことを何回でも語るのか?
それは語るだけの価値があるからだ。
企業は、宗教法人に似ている。
教祖=社長
経典=理念
道場=朝礼
この反復連打で、理念が浸透し、理念の社内信者が生まれ、彼ら彼女らが「理念伝道師」となる。
伝道師といっても、理念を語るのではなく体現する人だ。
その体現に触れたお客様が、ファン、シンパとなり、理念の社外信者となる。
「信者」=「儲かる」
理念の社内信者と社外信者の総数が増えることで、「儲けが増える」のだ。
Q.社長さま、貴社の理念は、何度でも何度でも語り続ける価値があるものですか?
であれば、現場従業員が、理念の体現者になるまで、語り続けましょう!
東京より愛を込めて。臥龍
「真に企業が倒産する瞬間を知っているか?」
今日は、81年目の終戦記念日、しかし、実際は敗戦記憶日だ。
しかし、国は負けたが、自分は負けていないという国士たちが立ち上がり、日本は奇跡の復興を遂げた。
その代表が、出光興産店主・出光佐三氏だった。
天皇陛下の玉音放送から、二日目。
東京本社に集まることが出来た約20名の従業員を前に、こう檄を飛ばした。
「愚痴をやめよ。世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今から建設にかかれ」
「泣き言をやめ、日本の偉大なる国民性を信じ、再建の道を進もうではないか!」
当時、出光佐三氏60歳。
その後の飛翔は、「海賊と呼ばれた男」に詳しい。
https://rkb.jp/contents/202306/202306136446/
そして出光佐三氏は、1981(昭和56)年に、95歳で亡くなられたが、その死を悼み、時の昭和天皇が、歌を詠まれた。
「国のため
ひとよつらぬき 尽くしたる
きみまた去りぬ さびしと思ふ」
「寂し」、それは、自分が言えないメッセ―ジを代弁し、その上、海外メジャーと戦い、日本の生命線(石油)を守ってくれた「国士」が去っての想い、と想像する。
目に見える形上の敗北よりも怖いのは、目に見えない心の敗北だ。
企業の真の倒産は、トップが、心の中で、“もうだめだ”と呟いた瞬間だ。
“まだやれる!諦める訳にはいかない!”と想っている内は、潰れない。
今、苦境にある方々も、「海賊と呼ばれた男」の予備軍だ。
泉下で、出光佐三翁が言っている。
「愚痴をやめよ、泣き言をやめよ」
東京より愛を込めて。臥龍
「あのように成ってもいいんだ!というスーパースターは育っていますか?」
東京から大阪に移動中、「常識を逸脱せよ。 日本発「グローバルメガベンチャー」へ テラドローン・徳重徹の流儀」(山口雅之・著)の前半を読んだ。
彼は、日本で成功してから世界ではなく、最初から「世界で勝利するグローバルメガベンチャー」を目指しているが、その動機に感動した。
「日本のため」と断言している。
日本の若者は今でも優秀だが、真似したいモデルがいないことが不幸。
昭和には、ソニーの盛田昭夫やホンダの本田宗一郎など、「世界で勝利するグローバルメガベンチャー」のモデルがいた。
野球に例えると、野茂英雄、イチロー、大谷翔平などのメジャー挑戦組を見るから、実力ある者は、当然のようにメジャーを目指す。
平成生まれ以降の不幸は、身近に「世界で勝利するグローバルメガベンチャー」のモデルがいないことだ。
「だから自分が成る!」という気概に感動した。
しかしこれは、いち企業内においても同様だ。
社内に「あのように成ってもいいんだ!」というスーパースターがいると、若い方々の目の色が変わる。
外食業界の雄、物語コーポレーションの社長に加藤央之さんが抜擢されたのが6年前、当時34歳、役員経験もなかった。
就任時のグループ年商750億を5年で1500億超え、今は次の5年で3000億超えに挑戦中。
これを見た新入社員、「あのように成ってもいいんだ!」と自分に許可を出す。
臥龍の顧問先でも、自社では33歳で社長に就任させる、自社では33歳までに女性社長を誕生させるという動きがある。
Q.社長さま、貴社内に「あのように成ってもいいんだ!」というスーパースターは育っていますか?
東京より愛を込めて。臥龍


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