市場変動性金利についてお話します。
「タイボ プラス スプレッド」と私は経営指導の中でも経営者の方々にお話します。皆さんが銀行にお支払の支払い金利率の事です。
「タイボ プラス スプレッド」の金利率の方式で資金を調達しなさい、とアドバイス申し上げています。
未だにこの事が理解されていない方々が多数、この世の中にいらっしゃり、高い支払金利を支払っている中小企業の方々が多いのです。
タイボ TIBOR 東京銀行間取引金利
平日の日本経済新聞の19ページあたり、マーケット総合2のページの右側に主要指標の中の短期金融市場欄に毎日、出ています。
1週間、1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、1年と掲載されています。
スプレッド・・・・・上乗せ金利の事を言います。
よって、タイボ プラス スプレッドとは、タイボ金利に銀行が上乗せ金利を乗せて貸しましょうという金利率なのです。
スプレッド、上乗せ金利率は定めがありません。
銀行と皆さんの関係で決まるのです。交渉力なのです。正に社長、財務担当役員の力が試されるのです。ハードネゴシエーション(厳しい交渉人)になって欲しいのです。
例えば
1週間ごとに計算して借りる場合
(銀行が計算してもってきてくれます)
0.18455 + 0.1 = 0.28455
TIBOR プラス スプレッド
となるのです。
「先生! スプレッドが0.1ですって、そんな低いスプレッドってあるのですか・・・」という声がありそうですね。
「君のとこはスプレッドはいくら・・・」
「我が社は0.5 コンマ 5です」
「我が社は0.3 コンマ 3です!」の答えが聞こえてきるようですね。
「私の指導先で今や0.1コンマ1を切っています。0.08です」
ですから0.26で借りているのです。決して上場会社でも大企業でもなく、自己資本比率も23%しかない会社ですが、ちなみに平均金利は
長期平均金利率 0.48
短期平均金利率 0.28
で借りておられます。皆さん、しっかりと銀行交渉してください