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- 第52回 メールや手紙の書き出しで使える梅雨時の歳時記
こんにちは、いかがお過ごしですか。
わたしが暮らす京都市では記録的な速さで梅雨入りしました。四季の移り変わりがどんどん早まっているようです。
長引くコロナ禍、梅雨時の湿気は、感じる以上に心身にダメージを与えかねません。おまけに、6月は祝祭日がありません。ストレスから体調を崩しがちになる従業員もいるでしょう。いつも以上に声をかけあい、互いの健康管理に気を配りたいものですね。
今号では梅雨時の歳時記を振り返ってみます。
これらのトピックはメールや手紙の冒頭に使うのもよし、雑談にもお役立ていただけるでしょう。
季節の話題は老若男女を問わず、共感を誘います。何気ないひと言のやりとりを通して、社内外のコミュニケーションが円滑に運ぶことを願っています。
◎6月10日/時の記念日
日本書紀によると、6月10日に天智天皇が近江の大津宮(現在の滋賀県大津市)に初めて水時計の時計台を設置。当時は二人交代で水時計の水の量をチェックし、鐘や太鼓で時報を鳴らして人々に知らせていたそうです。
◎6月第一週目頃/入梅(にゅうばい)
入梅のことを梅雨入りともいいます。「梅雨」という言葉はちょうど梅の実が熟す頃に雨が降ることからつけられたと言われています。
◎6月第3日曜日/父の日
父親に対する感謝の気持ちをあらわす日。1909年、アメリカのワシントン州に住むジョン・ブルース・ドット夫人が「母の日が制定されたのに父の日がないのはおかしいと牧師協会へ提案したのがきっかけとなり、1916年、アメリカで正式な国民の祝日となりました。
◎6月21日/夏至(げし)
一年の中で最も昼間が長く、夜が短くなる日。最も昼間が短く夜が長くなる冬至(12月22日頃)に比べると、昼間の時間差は5時間近くにもなるそうです。
太陽の光を一番長く浴びることのできる頃、北欧諸国や北極圏では一晩中、薄明りが続く白夜の現象が見られます。
◎6月30日頃/夏越の祓(なごしのはらえ)
一年の半分にあたる6月30日に、魔除けや不浄などを払う行事をいいます。神社にある茅の輪をくぐり、いただいたお礼を神棚に備えて無病息災を祈ります。暑い夏を無事に過ごせるように、そして7月のお盆を前に心身を浄めるという意味もあるそうです。
・6月10日は「時の記念日です。「時間がない!」が口グセになっている私たち。たまには自分の時間についてゆっくり考えてみませんか。
・雨勝ちな天気が続きます。体調に変わりはないですか。
・大輪の紫陽花が咲いています。梅雨が明けたら、お目にかかりたく存じます。
・雨の香りが強く漂う、体調管理が難しい頃となりました。睡眠時間をたっぷりとって、健康管理に努めましょう。
・もうすぐ父の日。日頃の感謝を込めて、手書きのメッセージカードを贈りましょう。
・一年でいちばん昼間の長い頃となりました。天気のいい日は元気よく外を歩き、活動したいものですね。早くそれが叶うときが来ますように。
・今年もはや半年が過ぎようとしています。不自由な日々が続きます。どうぞくれぐれもご自愛ください。