新聞に書いてある事はいかにもそうらしい、そうなるであろうと信じてしまう事がありますね。
今年の春先、大新聞の記者はどう書いていましたっけ!
・日本の国債高の発行高は、GDP比から比べても異常である
・こんな多く発行すれば買い手はいなくなる
・その結果、金利率を上げないと誰も買わなくなる
・長期金利はよってこれから来年にかけて高くなる傾向にある
・中国の外貨準備高は世界一になり、元のレートは高くなる
私も読んだ時、さもありなん。800兆円も発行して、いつまで借金で国を回してゆこうとするのか・・・心配でありました。
私の存じ上げる経営者の中には、支払決済がドルもあるからと言って、セッセッと円→ドルに変えた方がいらっしゃいました。
「なぜ そんなに急いでドルにされるのですか?」
「民主党内閣も日本国民のこのノ―天気、平和ボケが私には我慢ならないのです!」
「かといってアメリカもいい加減です。ギリシャ問題からEU諸国もこれから大変だと思いますが・・・」
最近のこの「円高」「国債の市場金利率の安さ」「中国元の低下」はどう説明するのでしょうか?
昨年の秋と比べても長期も短期も金利率は下がっていますし、中国はドル買いもユーロ買いもやめて日本の国債を買っていますね。
「円高」というのは円が強いから皆さん買うのであって、けっして弱い通貨ではないのです。
我々は、強い通貨を持っているのです。円は強いのですよ。
私は、ずっーーーと言い続けているのです。「東証株」「土地」「消費材」はデフレで下がりっ放しです。「円」が「現金」が強いのです。たとえ普通預金の金利が低くっても現金が強いのです。
わかって頂けないでしょうか・・これだけ言い続けていても・・デフレ環境が続き「モノ」よりも「現金」が強いってことが・・・