私は、賭けごとが嫌いなのであまり詳しくはありませんが、[競馬]というレースは、各競走馬に鉛のおもりをつけて騎手の体重にプラスし、ハンデイを付けていると聞いています。
馬にたとえて恐縮ですが、我々法人も競走馬と同じで、各社一斉にスタートして毎年、厳しいレースを展開しているのではないでしょうか。
社長は、会社に鞭打って「走れ!走れ!」とレース展開をしているのです。
会社経営は苦しくもありますが又、楽しい思いもするのです。
馬体におもりをプラスするのはフェア―にするためだと思いますが、企業においては果たしてそうでしょうか・・・
不公平な事はいくらでもありますよね。しかし、不公平だからと言ってブツブツ文句を言っても何も良い方向に向きはしないので黙っていましょう。
ボクシングや柔道の格闘技は体重別がありますが、相撲にはそれがありません。しかし、体格が良いからと言って勝つわけではありませんので・・・
私達は、激烈な競争をしているのです。「勝利」をイメージして働いているのです。私はその時に出来る限りハンデイを少なくして、勝てる方法を考えます。
何も私だけではなく、ほとんどの経営者もそれを考えているはずです。その中でふと、私と多くの世の経営者との異なりはこのハンデイを出来る限り小さくしようと考える事だと思っています。
方法は、2つあります。その1つが税金です。
脱税をするのは犯罪です。しかし、節税を考え、工夫し実行するのは経営者の当たり前の業務です。脱税はクロ、節税はシロ、クロとシロの二色しかないと発言する人がいますが、いいえ・・そんな事はありません。
実際の社会ではグレーと言う色があります。グレーをいかに論理的にシロにもっていくかと努力をしなくてはなりません。
経常利益から実質50%が税金に持っていかれるのと30%~25%以下にするのでは全く、ハンディ的に異なるのではないでしょうか。
法人税のことは全く自分にはわからないといって、税理士に任せっぱなしにしている経営者はみすみす競争してもつらいものがあると思いました。
2つ目は銀行への支払金利率です。低金利、カネ余りの状況の現在でも3%~5%という高い銀行金利をお支払いの会社もあります。先日も2.8%の金利率を支払っている上場会社があるのには驚きました。
今や、正規の支払金利率は1%を切る時代ですし、実質金利率(受取利息)で考えていかに低くするかを考えないといけません。無借金の会社は支払利息はゼロ、借入金返済金もゼロとなります。
そのような会社と同じ土俵で戦うのは、まさに競争力に差が出てくるのは当たり前ではないでしょうか。
もっと賢く、納税と銀行金利支払いについて真剣に考えられてはいかがでしょうか・・・