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戦略・戦術

第126話 小さい会社で勝負する

強い会社を築く ビジネス・クリニック

商売の町大阪・関西商法には、井原西鶴の言葉で始末・算用・才覚というのがあります。
始末とは始めあれば終りあり、入れば出がある。締めくくる。けじめをつける。
一日決算であり、月次である。早く始末をつける、プラスかマイナスかのけじめをつけることです。
 
算用とは、ソロバン勘定。儲かっているかどうか、数字による効率の追求ですね。
才覚とは、困ったな~難題だな~どう解決しょうと寝ても覚めても考えぬく事です。物(ブツ)は 限度がありますが、頭脳は無限です。
 
能力ある経営者幹部と称する方々は、この始末・算用・才覚が身についた人であり、中小企業のトップの方々は、身に付いていると信じています。
大きい会社のほとんどが、総資産を多く持った肥満体。業績に貢献しない社員を多く抱える肥満体になっているのです。肥満が健康に悪い事は、万人が承知しているのです。しかし体重はそう簡単には落せないのです。
 
私の得意業界にスイーツ業界があります。生ケーキ・和菓子等々、大きくしようと指導した事ありません。
美味しさ、新鮮味、ブランド化、稀少性を出す事に腐心しました。
ロッテ製菓は、銀座コージコーナー、メリーチョコレートを傘下におさめられました。上手くいっているのでしょうか?
 
小さい会社で、年に1億2億と経常利益を出すのです。100億円200億円の売上で1、2億円の経常利益を出してもどうなのですかね?
小さいから弱い、早く大きな会社にしていこうとあせって規模の拡大を目指す若手経営者がいらっしゃいますが大きな間違いです。
大きい事、急成長をすれば始末、算用が崩れ、才覚的には問題が噴出してきて、経営者一人の手には負えなくなります。
 
大きい組織、図体の大なる会社は、血流、神経、筋肉のコントロールなどの脳からの指令が行き渡らず、労務、財務、品質で大きな問題を引き起こし、昨年も社会問題を発生させ、倒産の淵に立ったり合併されてしまう会社も出ましたね。
 
大きな会社の欠点は、お客様の顔が見えず、お客様の言葉が会社に伝わらないことです。伝わっても自部門ではどうしようも出来ないと思って、無責任にも何も手を打たずに捨ててしまう事でしょう。
 
規模が大きくなっても、小さい会社にするには、事業部制、社内分社化、完全分社化、ホールデイングス化による子会社化、といろいろあります。
「返って無駄が生じる」と言って反対論を言われる方もありますが、マイナスもプラスも何をやっても発生致します。
 
法的見地からみれば、税法も会社法も大会社にますます不利になっているように私には見えるのですが……。
本年の又、激変する経済環境に対処するには、小回りのきいた小さな組織で闘わないと克服できない気が致しますが……。

 

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