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「先端」を制する者、成功を制す その1「足」

最高の自分を表現する 成功イメージ戦略

人間の外観を現す時に使われる表現として「○○元」「○○先」というものがあります。例えば「手元」「指先」「襟元」「足元」など。体の端にあたる部分や、何らかの句切れ目として締める部分。初対面の一瞬にして得られる第一印象の中でも、この「元・先」から発せられる情報やメッセージは、人の無意識にダイレクトに働きかけ、まず外れが無いものであるというのが、私の16年を超えたイメージコンサルタントキャリアの中で確信を持って言えることの一つです。これらがきちんと整っている方は、様々な意味で“出来る人々”。当然ながら成功され、それに相応しい社会的地位を得ているのです。


イメージを制する「元・先」の中から、今回は「足元」。「足元を見る」などという言葉もあるくらい、それは比喩のみならず、実際に人間はだれかと出会った時、相手の足元を必ずといっていい程良く見ているものです。ビジネスシーンであれば尚のこと。面接でも、「靴がきたなかったら、勉強云々ではなく落とす」という方々も少なくないののが事実。何故なら、足元を見ればその人の本当の姿が見えるのです。それは、自分自身に対するマネジメントと他者への配慮、その人のメンタリティと嗜好や思考、そしてとってつけではない社会的地位が明らかに表現されているのです。また、どのようなシーンの装いにおいても、足元を支え覆う靴は大変重要な役割と意味合いを占めており、服よりも投資すべきアイテムとして常に挙げられます。靴の良し悪し(値段もさることながらメンテナンス状態)で、装いもさることながらアピアランス全てのグレードが格段に違って見えるのも事実。“着る”と表現するカテゴリに入る身につける物の中でも、靴は唯一と言っても間違いないであろう半永久的アイテムの皮製品であることから、服の様に布製で消耗品である物よりも丁寧なメンテナンスが時間が経過した後の有り様に大きな差が出ることも理由としてあげられるでしょう。


そんな足元そして靴に関して、奇しくも先日、あるシーンを目にしました。それは、20代半ばと思われる起業家志望、そして某大企業のCEO。両者それぞれの足元の在り方は、まさにその人々の現在の社会的立場とそれに対する責任、特にビジネスシーンでのメンタリティを一目瞭然に表わしていました。


まず、20代半ばの起業家志望。スーツは普通にダークスーツ、今時の若者に多く見るスーツ(細身)。お人柄はよさそうなのですが、自信の無さからか、弱腰な印象。起業して大丈夫?と思うイメージです。足元を見ると、靴はつま先の長いやはり若者に多く見るタイプ、色は茶色。そして、第一印象の情報から得たことを正に表していたのが、足元。かかとが無残にも擦り減ってボロボロ、お天気な日であったにも関わらず、靴の表面は艶が無く、疲れた状態。実際の自分の体・社会に向かう自分自身の姿勢とあり方を支える足元がしっかり固められていないのが明白でした。おそらく、履いていらしたその靴は決して安物ではなさそうだったのですが、使い捨てするのではないか?と想像してしまうほどのその様子は、清潔感を欠き、だらしなさを他者に印象づけてしまいます。自らが社長となることを志望している人間として、自分の立ち上げたビジネスを大切に(真剣に)育て、管理するには、その任務と社会的責任という現実をシリアスに分かってないないかな?と思わせるものでした。


片やコンサルテーションでお伺いした先の、某大企業CEO、「この方は信頼に値する」と第一印象で思うほど、その外見イメージから誠実さと包容力を感じるものであり、中でもその印象をより強くしていたのは、重要な役割を担う足元をしっかりと固めるかのように履かれたピカピカの靴と、そのメンテナンス具合。きっと、ご自身、そしてそれをサポートされる優秀な方々がおいでなのだろうと、その企業に対する信頼も高くなりました。極端な話、服装のセンス(いわゆるファッション面からのセンス)云々ではなく、社会における自分の役割を果たす責任感覚としてのセンスが重要であり、「元・先」に関しては全てそれにつながると言ってもよいでしょう。足し算的な過度の演出ではなく、ベースとなるメンテナンス、マネジメント。クオリティを高く保つ為の、継続的な努力。とここまで書けば、その方の日常生活における価値観や当たり前が、ビジネスにおいての考え方や行動に表れ、最終的に成功を左右するということが分かります。従って「靴を見ればその人が分かる」とは真理。その方の生き様がはっきり分かるのですから。


ではどうしたら足元をマネジメントできるのか?まずはご自身の靴のメンテナンスをこまめに行うこと。何も新しい靴を履くことをすすめている訳ではありません。常日頃からほこりをとり、綺麗に磨き、踵や靴底などの定期的な修理をすること。まさに人間の体のメンテナンスと同様です。「使ったら休ませ、丁寧に手入れをする。」正に自分自身のマネジメントであり、取引先・部下・協力者も同様であることとしての配慮を分かっているかどうかが、ここを見れば明らかになります。そして、そのような丁寧に扱っている靴を履くことで必ず実感することができるでしょう、足元がきちんとしていることはどれだけ体の面からも快適で、気持ちに余裕を持つことができ、自信を持って人前に出られるということを。


とくにビジネス社会に於いて、男性は相手の靴、ネクタイ、時計をチェックすると言います。まさに「足元」「首元」「手元」。今回のテーマ「足元」を始めとした全て「元」のつく部分ばかり。これらの重要な部分は、その人の存在感を具体的に表す為に、分かりやすい印としてそれらのアイテムを身につけるようになったのかもしれません。もしそうなのであれば、ご自身の社会やビジネスに向かう姿勢を示すことのできる非常に有効な部分として、意識することもできますね。


重たい体重を一日支えている足元(靴)だからこそ、その人の生き方・人生が無言のうちに現れます。皆さんの足元(靴)は何を語っているでしょうか?

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