先端・○○元という部分を極めれば、成功への一歩。それも6回目です。
これぞビジネスシーンにおけるイメージマネジメントやエチケットの基本中の基本であり、自己マネジメントへの意識と、相手への配慮、その人の生活習慣が見える先端部分。それが髪。そう、毎日少しずつ、そして確実に伸びていく頭髪と「毛先」が今回のテーマです。
髪を切った後というのは、気分が爽快で、頭が軽くてクリアーになり、いつも見ているご自分の顔も、5割増しくらいですっきり精悍に見える、そんな経験はよくあるのではないでしょうか。それだけご自身の気分やセルフイメージの上で、多大な影響力を与えるのが髪。他者から見たら、それ以上であることは間違いありません。頭髪のすっきりした方というのは、とても清潔で頭脳明晰、知的、落ち着いた人物に見えます。それは顔を縁取る髪の「毛先」が整っており、知性の表現と直結する「表情」を、隠したり翳らしたりすることなく、さらにすがすがしさが強調されること、そして、そのパーツ(髪)の付いている部分/関連した部分の中身が、良くメンテナンスされ、上質であることを連想させことからくるのでしょう。反対に、毛先が伸びて耳や襟元にかかっていたり、ぼさぼさしていると、やつれてみえたり、だらしがなく見えたりと、どんなに優秀な方であっても、残念ながらそのイメージは帳消しになってしまうほどです。
先日NYで発行されている新聞の取材を受けた際、ビジネスパーソンのイメージマネジメントをテーマとし、モデルを使ったBefore & Afterをお見せする機会がありました。頭の先からつま先までを全てアドバイスし、変化させていった過程の第一ステップがヘアカット。弊社のサービスに協力してくれているヘアスタイリストにより、丁寧にカットされていく髪。もともとそれほど長かったわけでは無いのですが、先端の伸びてぼさぼさしてしまっていた部分が無くなり、綺麗に髪の向きや流れが整ったそのスタイルになったと同時に、ご本人の表情に堂々とした余裕があふれ、目に力が篭った、そんな瞬間でした。まさしく、ご自身への自信が漲ったといっても過言ではないでしょう。伸びて不ぞろいになっていた先端が無くなっただけで、肌つやさえ良く見えるのですから、すごい威力です。そう「毛先」という先端をそろえ、整えることで、これだけの効果が得られるのです。
企業トップのメディア対応コンサルティングを行う際や、会見映像を見ながらアドバイスをする際にも、大切なポイントとして必ずお伝えするのが、髪「毛先」の重要性。ビジネスパーソン、特にエグゼクティブの髪は、短くすっきり清潔になっていること。特別変わったヘアスタイルは必要ないけれど、お顔立ちと装いの方向性に合ったスタイルで、額がすっきり見え、耳にかからず、襟足がシャツにかからないこと。ばらばら数本はみ出ているような毛先は、全ての規律あるイメージを壊すことさえあります。では、いい状態を保つには…こまめにヘアカットに行くことです。3週間くらいが目安になるでしょう。
髪とは、大切に使えば長期間綺麗に利用できる身につけるアイテムとは違います。自分の体に属した部分は、毎日毎日育ち変化します。だからこそ、毎日行う洗顔や歯磨き、入浴や洗髪というデイリーケアと同種の物として捉えておく必要があり、そうすれば伸びていく髪の手入れも特別なことではなくなりますね。
デイリーケアすべき体の一部であり、装いに於けるアクセサリーの役割をも果たす髪。そして内面と外見が繋がって見える部分だからこそ、その髪の先が常に綺麗にメンテナンスされているか、ぼさぼさしているかで、知性や考え方、気持ちの状態まで露見してしまうのかもしれません。髪をすっきりさせれば、気分も新鮮になる。他者への印象もよい。このダブルの効果こそ、まさにビジネスシーンでのイメージマネジメント。3週間に1回の定期的なメンテナンスが、あなたの成功への一歩になること、確実です。