コンプライアンスとガバナンス意識

AIが経理業務を処理するようになるとはいえ、結果の責任は経理社員が負います。
内部統制や、法令遵守、財務情報の保護など、企業の信頼を守るための経理の基本姿勢は変わりません。
特に中小企業では、経理担当者が実質的な社内監査役となることも多く、倫理観と透明性が組織を支える基盤になります。
AIによる効率化が進むほど、倫理的な問題や情報セキュリティリスクも高まります。
経理業務のAI化に対応したリスクマネジメントのスキルも必要です。
経理の管理職は、内部監査の観点から、法令遵守(コンプライアンス)と企業統治(コーポレートガバナンス)を学び直しておきたいところです。
顧問の会計事務所と連携して、AIによる処理方式や経理関係の電子データの保存管理、決算数字の結果などが適法で問題ないかを判断する能力も求められます。
効率だけを優先して、すべてをAIまかせにしていると、社長が知らないところで、不正取引や情報漏えいなどで足をすくわれることがないようにしてください。
会計監査やセキュリティチェックを定期的にしていますか?





















