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第四十八話 「慌てず、焦らず、諦めず」(スコッチモルト販売)

社長の口ぐせ経営哲学

焼酎に飽きた人々がシングルモルトウイスキーの魅力の虜になっている愛好者が増えつつあるという。
30年前からシングルモルトを主力商品にした独立系の瓶詰業者として、
日本で最初の輸入洋酒の専門卸業がスコッチモルト販売株式会社(本社・東京都板橋区)である。

本場スコットランドの蒸留所(ディスティラリー)から最初に、樽買いを実現した企業でもある。
ビール、ワイン、焼酎に押され気味のウイスキーだが、純粋で上質なシングルモルトウ イスキーに注目する老若男女の愛好家が急激に目立ち始めている。


32年前、イギリス留学で出会った熟成樽から直接グラスに注がれたモルトを飲んで以来、
モルトの魅力を訴えているのが創業の島村清寿会長。

「これこそス コッチの原点と思わず叫んでしまった」という。
加水しない、生のままの味に惚れこんだ。
当時、ブレンディッドウイスキーが全盛だった時代である。
平均化、 個性に乏しいブレディッドウイスキーに比べ、個性そのものがシングルモルトウイスキーである。


同社の商品の中でのロングセラーといえば、「クラシック・オブ・アイラ」「アイランド・クラシック」(10年もの)、
「ハイランド・クラシック」(14年もの)である。
本物の熟成樽(10L、2L、1L)も販売している。
販売は卸が専門だが、いま、ネットの通販も手掛けている。
プロの業務用向けとしてシン グルモルトウイスキーの専門店「スコッチ・ショップ」(www.scotchshop.jp/)と、
一般消費者向けの「スコッチ・ワンズ・ショッ プ」(www.rakuten.ne.jp/gold/scotchshop/)を展開。


新しい事業展開として、業界初のシングルモルトウイスキーの「量り売り」を開始する。
好みのシングルモルトウイスキーを「好きな分だけ、“いいものを少しずつ楽しむ”というコンセプト」での展開である。
50ミリリットル単位で、好みで購入できるようにした画期的な提案である。
シングルモルトウイスキーの良さを普及させながら、愛好家を増やすことに力を入れている。
ホテル、バー、レストランなどに向けて、本格的なシングルモルトウイスキーを飲む、
洋酒のこだわり派に、きめ細かい商品情報を提供している。


同社の島村啓子社長「小事が大事」「慌てず、焦らず、諦めず」の口ぐせを持つ。
たとえ、無名であって も良質のウイスキーを発掘し、消費者のために光を当てるのがボトラーズの企業使命と理解している。
だから、「量り売り」のシングルモルトウイスキーの商品名を「SHIZUKU MORE」(雫・滴)と付けた。
一滴一滴を大事に、消費者にも「いいモルトを少しずつ楽しむ」という意味を含めて事業を展開してい る。

 

                                                             上妻英夫

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