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社長業

Vol.83 自社の「主力商品」はキチンと相手に伝わっていますか?

作間信司の経営無形庵(けいえいむぎょうあん)

 先週の土曜日にあるメーカーの全国展示会(13ヶ所)の横浜会場を訪問してきた。
 
 昨年より、一社単独で開催しているとの事で、業界の展示会にブースを借りて出展するのとは、全然ちがった受け取り方を得意先がされる。
 
 一番多い反応の一つに「お宅には、こんな商品もあったの?」「いやー全然知らなかった」という得意先からの声である。
 
 もちろん総合カタログには、カラー写真でバッチリ載っていても、常日頃、営業マンや、代理店の営業がPRをキチンとしていないと、現場で実際に使う人達に届いていない。
 
 これは、お客様が、法人であろうが、個人客であろうが同じことだ。いくら売り手が、いい商品をいっぱい揃えていても、相手の目の前で見て頂くか、いざ使う時、オーダーする時に思い出してもらえなければ、商品は、無いのと同じである。
 
 担当営業マンのせいにしてはいけない。会社の仕組みとして、得意先に誰がやっても伝わる仕組みを作らなければ、強い会社、大きい会社にならない。
 
 実際に見て、触って、動かして、食べてみて・・・体験して頂くことが一番大切である。
 
 社外報も、イベントも、カタログも、HPも、季節の挨拶のハガキも、自社のニュースレターも、名刺のウラ側も、封筒も、まだまだ工夫の余地があるはずだ。
 
 是非、その目線で見直して欲しい。古い会社や、特徴のある商品が頑張っているほど、売り手も買い手も、固定概念をもってしまい「あの会社には必要がない」とか「あそこの会社はあれがカンバン商品だよ」と思い込んでいる可能性が高い、恐いことだ。

 

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