部長や取締役になる人の条件には、行動力や責任感など沢山の要件があると思うが、今、一番だと思っているのは、「情報把握力」である。 特に業績を左右するポジションでもあるし、すぐ上はオーナーである社長の場合が多い。
社長といえども言語明晰に指示・命令ができているか?といえば実際、疑問が残る。それでも、現場の最終責任者である以上、社長が何を望んでいるのか、どんな状態にしたいのか、を言葉以外に表情や態度や日頃の言動から総合判断して「キャッチする力」である。
当然言葉に出しづらいこともあるかも知れない。それを、察するのが特に女房役の務めである場合も多い。
ましてや自分の部下が、実際の業務を行っている報告や連絡を受け現場をまわっている時も、「情報把握力」の強い幹部は、ウソやゴマカシまた部下も気づかないミスに気がつくこともある。
聞いていない、知らなかったでは、もう済まされない立場だからだ。
しかし、「情報把握力」を調べる方法がなければ、総論で終わってしまう。盟友の坂戸健司氏がこの力を判定するテストを持っているので、興味のある人は、是非、ご一報をいただきたい。
実は、11月10日に東京、11日に大阪でその説明会兼ねて公開講座を開く予定だ。「なんだPRか」と、思われるかもしれないが、中途採用や、昇進等に、必ず活かせると思いあえて紹介する。
もちろん人材の力はそれだけではないが、「人が何を望んでいるか?」をとらえる力は、社内であっても、営業、交渉ごとであっても、特筆して重要に思う。
案内希望の方は 作間 信司(sakuma@jmca.co.jp) まで、メールを頂きたい。