昨日、加藤社長(秋田県)の事業発展計画書の発表会に出席し、すばらしい感動の涙を見せていただいた。
そこには、社長と社員の皆さんの心が一つになった姿があった。
社長は、社員の成長と家庭の幸福を思い、社員全員は「社長を男にしよう」という決意が溢れていた。その時に感じたのは、発表会の演出によって一つの感動が2倍にふくらんでいるなー。と。
「しかし待てよ」
多くのすばらしい会社を観ていると、会社が提供するサービスに、商品に、お客様が感動されると、お客様は、会社やお店や担当してくれた社員の熱烈なファンになってくれ、ともに喜んでくれる。そして、その話しをあちこちで話してくれる。
一つの感動が社長と社員、お客様、取引先、友人、知人、家族・・・。感動の輪は2倍3倍4倍5倍と拡がっていく。
しかしその為には条件がある。人の痛みや人の幸せを共に喜び合える心があって初めて実現する。
今回の発表会では、記念講演として日本BE研究所の行徳哲男先生が感動的な講話をされた。新入社員の4名も目に涙をいっぱいためて聴いておられた。あの野太い声で魂をゆさぶられると皆、感激のあまり涙してしまう。
商品、サービス、システムの圧倒的な差をつけづらい時代です。人間力が一番の差別化となり、マネのしづらい戦略格差となる。
どうか、会社の行事や発表会、創立記念日などの時に、行徳先生の様な涙を流せる講師を招いて欲しい。S社さんでは親孝行研修で社員の人間力を鍛えている。涙を流せる社員は、貴重な戦力だ。
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■行徳哲男氏(ぎょうとくてつお)について
昭和45年より、感性をよみがえらせる「山中セミナー4泊5日」を行っておられる、感性指導の第一人者。
行動科学、禅、感受性訓練などを融合した独自の訓練により、これまでに30000名を越える、山の体験者を送り出している。
世界的なプロスポーツ選手、政治家、経営者、後継者、芸能関係・・・と山の体験者は多士済々。
感性こそ生命の本質であるという思想に立つ人間観と「感じる力」の活性化と、積極的活用こそ、21世紀の人間に最も必要な人間性であると主張。
昭和8年 福岡県生まれ。成蹊大学卒業後、大手企業グループの人事労務を担当し、その後渡米。昭和46年日本BE研究所設立。
著書に「随処に主となる」の他、「いま、感性は力」「遺伝子は語る」などの共著がある。
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