中国国民政府軍事委員長の蒋介石が西安で拘束、
蒋介石の政治指導方針を、共産党討滅から、
当時、国民政府軍に追い込まれて、
国民政府内の“クーデター”発生は寝耳に水ではあったが、「
周恩来は、気にかかる情報を入手していた。
「このままでは、中国共産党はソ連から見放され潰されてしまう」
周は、まず張学良に会う。
張学良は力説した。「蒋介石が内戦停止、
張の本音を確認するや、周は深く頷き、ひとこと「同意する」
あとは蒋介石本人をいかに説得するかだ。
同夜、
慎重な表現は、党内の「蒋抹殺論」を配慮してのことだ。
周恩来は、続いて、
筋を通して、現実の利得を取る。
一方の国民政府は、情報不足から混乱を極めた。「
いまだ、だれを交渉のため西安へ送るかも決められないでいた。 (この項、次回に続く)