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- 第84回『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』(著:葛西紀明)
2019年がスタートしました。
昨年は1月の全国経営者セミナー、及び1年間のコラムを通じて
大変お世話になり、どうもありがとうございます!
本年が皆さんにとって最高のものになりますよう、
少しでもお役に立てる一冊&一枚を紹介していきたいと思います。
引き続き、どうぞよろしくお願いします。
さて、好結果を安定して出し続けるために、
必要なものがいくつかあります。
そのうちの1つは、"健康"です。
健康でいることは、まるで当たり前のことのようですが、
その当たり前のことを維持し続けることが
どれだけ難しいことか。
ビジネス界にせよ、スポーツ界にせよ、
健康上の理由で、本来の力を発揮しきれずに
檜舞台を去っていった人が、どれだけいることでしょうか?
逆をいえば、長年第一線で活躍し続けている人は、
健康への意識が極めて高い。
一流であるほどに高い、といっても
決して過言ではないと思います。
そんな一人が、スキージャンプ界のレジェンドこと、
葛西紀明選手。
大半の選手が30歳そこそこで引退していく中、
40代後半になっても、未だ衰え知らず。
「W杯最年長優勝記録」、「史上最多の7回の冬季五輪出場」など、
数々の金字塔を打ち立てています。
今年最初に紹介するのは、葛西選手による
『「疲れない体」と「折れない心」のつくり方』(著:葛西紀明)
本書では、心身の健康について、
トレーニング方法から、睡眠、食事、休息、気持ちの作り方などについて
30項目に渡って具体的に明示。
経営者、リーダーは、ハードワーカーが多いので
特に葛西選手の「休息」への考え方が非常に参考になるはず!
より多く、より濃く働くには、より効果的に疲労回復することが不可欠。
疲労を残したままだと、最高の仕事ができにくくなりますから。
ぼくは仕事柄、国内、海外への出張も多く、
移動時のコンディション維持が課題の1つですが、
本書の内容をさっそく取り入れたところ、大きな効果を実感しています。
仕事をマンネリ化させず、何歳になっても新鮮な気持ちで
自己成長し続ける!
それが葛西選手だけでなく、我々にとっても十分可能であることを
本書は教えてくれます。
どこを取っても、さすがレジェンドだと感じずにはいられません。
寒い冬を万全の体調で乗り越えるためにも、ぜひ読んでみてください!
尚、本書を読む際に、おすすめの音楽は
『UNDERCURRENT』(演奏:ビル・エヴァンス、ジム・ホール)
です。
です。
ジャズピアノの巨匠ビル・エヴァンスと、ギターの巨匠ジム・ホールによる豪華共演。
ジャズの歴史に残る、名盤中の名盤と誉れ高いこのアルバムは、
仕事で疲れた心をリラックスさせ、明日へのエネルギーを静かに培ってくれます。
合せてお楽しみいただければ幸いです。
では、また次回。