あなたの会社の管理職は
『部下と共に物語をつくること』 が出来ていますか?
強い会社として業績・成果を上げ続けることが出来る組織を創るためには、全社員が“部門経営者”との自覚を持って仕事に取り組む必要があります。
部門経営者とは、「自分が担当する仕事は、自分が責任者なのだ」という自覚を持ち、自分が担当する仕事の目標を掲げ、その目標達成の責任を果たすという意味になります。
決して管理職だけが部門経営者というわけではなく、全社員が自分の立場を自覚し、自らの役割を認識し、自主性を持って仕事に取り組むことが重要です。
その部門経営者の定義があります。
部門経営者の定義とは、
『自らが、計画を立て、チェックし、改善し、その目標の達成に責任を持つ』
です。
全社員が、自らを成長させるために「高い目標」を掲げ、その目標に挑戦し必達すると決めたら、計画を立てる必要があります。
高い目標を必達するためには、今既に出来るようになっている仕事だけに取り組んでいては当然必達できません。
「出来ないことができるようになる」
「出来ることがさらによくできるようになる」
という成長が不可欠なのです。
仕事を通じて具体的に成長すべき事柄として、
【1】「より多くの成果を得る」ことができるようになる
ために、
【2】「より良い結果を出す」ことができるようになる
ために、
【3】「より魅力的な行動をとる」ことができるようになる
の3つです。
特に、より多くの成果を得ることにつながる「より良い結果を出す」ことにこだわることが重要です。
そして、それを計画づくりに反映させるのです。
計画づくりには、「何のために(その目標を達成するために)、何を、いつまでに、どこまでやるべきか」との結果(成果)の明示が不可欠です。
その後で、「どのようにすべきなのか」と、とるべき行動を考えることが重要です。
「出すべき結果」をまず考えて、「とるべき行動」を考える。
そして、
「この目標を達成するために、いつまでに、何を、どのようにすることで、どこまでにするのか」と全社員が計画を立てることができるように育成する必要があります。
「いつまでに、これを、このようにして、ここまでにし、
そして、それを、そのようにすれば、そこまでにして、
さらに、あれをあのようにして、あれだけにすれば、
目標を達成することができる。」
と、いくつもの計画を積み重ねることによって、目標を達成するための『物語』を全社員が語ることができるようになればしめたものです。
「営業する」
「提案する」
「企画する」
「新規訪問する」
「制作する」
「入力する」
などと、「~~する」との表記は単発の予定を書くだけで、どのような結果を出し、次につながるのかとの展開が見えません。
こうなると、すでにできるようになっている行動をするにとどまり、より良い結果を出すことはできないのです。
過去に出した結果よりも、“これからの出すべき結果”を考えて、目に見える形で明らかにすることができるように社員を育成することができる管理職を育てることが重要です。
自創経営では、チャレンジシートと
ランクUPノートというツールを活用して、高い目標と、詳細な計画(物語)を目に見える形にすることによって、成長しようとの意思表示が明らかになります。
そのツールを活用して、
成長対話を行うことによって、
社員が自らのやるべきことを自覚し、
仕事をすることができるようになります。
ゴールデンウィークも明け、しっかりとリフレッシュできたことでしょう。
本格的に年間目標を必達するための成長活動が日々実践できている組織をつくるために、管理職養成講座を来月と再来月で開催し、上記ツールの活用法と、成長対話のやり方を具体的に解説します。
皆様と共に成長できる機会として、お会いできることを愉しみにしております。