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社員教育・営業

第60話 成長課題 管理職の部下育成術(60)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は「部下に“客観思考”で自分と相手を連想させる」ことが出来ていますか?

業績・成果を上げ続ける“強い会社”を創るためには社員一人ひとりを『自ら考え行動し“より良い結果を出す”ことが出来る人』すなわち『部門経営者(自創の人)』に育成し続ける必要があります。

『部門経営者(自創の人)』の定義として「自らが、計画を立て、チェックし、改善し、その目標の達成に責任を持つ」ことが出来る人を“人財”と位置づけております。

売上向上の基本は

・新規顧客を増やす
・既存顧客のリピート頻度を伸ばす
・両顧客の購買単価(購買総額)のアップ

この3つです。

その根本は「“顧客満足度を上げる”結果を出す」ことです。

“顧客満足度を上げる”方程式として「お客様に認められ→必要とされ→喜ばれ→次につながっている」があります。

お客様に喜ばれる結果を出すことによって次の商機につながります。

お客様に喜ばれるためにはお客様に必要とされる結果を出さなければなりません。

お客様に必要とされるためにはお客様に認められる結果を出さなければなりません。

この“顧客満足度を上げる”一連の方程式を成立させるのはすべて「社員一人ひとりの行動」です。

最近、気になるのが「自らの行動が、まわりにどのような影響を与えるのか」を考えずに行動している人が増えている傾向があります。

・挨拶をしない(目を合わさず、不機嫌そうに挨拶をする)
 →結果、相手が心配になる、不安になる、不信感を持つ

・スマホを見ながら(前を見ず)歩いている
 →結果、ぶつかる可能性が高まり危険である

・友達同士で横に並んで歩く
 →結果、急いでいる人が後ろから追い越せず迷惑をかける

・咳をするときに口に手をあてない
 →結果、細菌やウィルスを飛散させる可能性が不快な思いをさせる

など、日頃の自らの行動がまわりにどのような影響を与えるかを『客観的に考える』ことが出来ない社員がいる会社は必然的に“顧客満足を上げる”ことはで出来ません。

業績を上げ続けるための人の育成責任を果たすべき管理職は部下・後輩自らのとるべき行動が

「人に迷惑をかけないか?」
「人に心配をかけないか?」
「人に不快な思いをさせないか?」
「人の時間を無駄にしないか?」

を考えさせる成長対話を行うことができるように成る必要があります。

具体的には

「誰に対して どのように行動することによって どのような結果をもたらすのか?」

と、“客観思考”をもたらす質問を順次投げかけ部下・後輩に考えさせて、気づかせることが重要です。

また

「相手に認めれる結果を出すための行動とは?」
「相手に必要とされる結果を出すための行動とは?」
「相手に喜ばれる結果を出すための行動とは?」
「相手と次につながる結果を出すための行動とは?」

を、部下・後輩とディスカッションする機会を設けることも育成機会のひとつです。

社員一人ひとりが、よりワクワク働きよりイキイキと過ごすことが出来る人財育成の仕組みである自創経営ではチャレンジシートとランクUPノートを活用して仕事で関わる人に喜ばれる結果を出すことにこだわる仕組みとなっています。

社長の想いを実現するために業績を上げ続ける責任と部下・後輩を育成する責任を果たすべき管理職は部下と定期的に成長対話を行い 部下の“客観思考”を養い顧客満足度を上げる行動をとることが出来るように育成することが重要です。

≪人の喜びが自らを成長させる≫

人に喜びをもたらす人の育成が出来る管理職を養成する『管理職養成講座』はお陰様で大盛況で、この秋にも第17期秋季コースが開講致します。

そして、社員一人ひとりの“客観思考”を養うことが出来る『夢実現ランクアップキット』も大好評で増刷状態です。

人生も仕事も愉しく出来る人として“客観思考”でたくさんの人に喜ばれる人の育成が出来る管理職の育成に全力を尽くしてまいります。
 

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