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第27話 成長課題 管理職の部下育成術(27)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は
 
『“結果”にこだわって部下を育成すること』が出来ていますか?
 
強い会社として業績・成果を上げ続けることが出来る組織を創るためには、社員一人ひとりを
 
『自ら考え行動し、より良い結果を出すことが出来る人』すなわち『自創の人』
 
に育て続ける必要があります。
 
自創の人が“育つ”人財育成の仕組みにおいて要となるのが目標管理の仕組みです。
 
全社員が目標管理の実践を通じて成長すべき具体項目として、
 
(1)「より多くの成果(売上・利益)を上げ続ける」ことが出来るようになるために、
 
(2)「より良い結果(増客・新商品発売など)を出し続ける」ことが出来るようになるために、
 
(3)「より魅力的な行動(接客・提案など)をとる」ことが出来るようになる
 
の3つが挙げられます。
 
そしてこの3つのつながりが見える目標を設定することが重要です。
 
ちなみに
 
(1)は売上や利益といった通貨単位の数値
 
(2)は増客・新商品の開発・経費節減などの業績そして部下・後輩の育成
 
(3)は上記を達成するための行動
 
との意味合いを含みます。
 

なかなか業績や成果が上がらない目標管理の典型は
 
「新規TEL〇〇件かける」
 
「〇〇件の飛び込みを行う」
 
「サンキューレターを△△枚出す」
 
などと、“行動目標”だけを掲げやらせている感(やっている感)に浸っている状態です。
 
いくら行動目標を掲げ、達成したとしてもより良い結果がともなわなければ意味がありません。
 

それぞれに
 
「新規TEL〇〇件行い、アポを〇件取る」
 
「〇〇件の飛び込みを行い、見積もり依頼を〇件戴く」
 
「△△枚の手紙を出し、反響を〇件得る」
 
など、“出すべき結果”にこだわって仕事をすることが重要です。
 
そのこだわりが“より多くの成果”へと結びつくのです。
 
常により良い結果を出そうとする存在価値の高い部下を育成する責任のある管理職は
 
『出すべき結果』を先に考え
 
『取るべき行動』を次に考える
 
とのプル思考を必ず身に付ける必要があります。
 
自創経営の目標管理の仕組みではチャレンジシートとランクUPノートというツールを活用し管理職と部下が成長対話を行う仕組みになっておりより多くの成果を上げるために“出すべき結果”を目標として設定し自ら挑戦する仕組みになっています。
 
部下の挑戦意欲をかり立て、結果にこだわり、部下の育成が出来る管理職養成講座を10月と11月に開催します。
 
組織の長として、より良い結果を出し続けることが出来る頼もしい管理職の育成に全力を尽くしてまいります。
 
皆様とお会いできることを愉しみにしております。

 

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