「銀行は天気の良い日に傘を貸してくれて、雨の降る日には傘をもぎ取るところ」と昔より言われています。
今、銀行から「返せ!」「返してくれ」と言われている会社は、これをお読みくださっている会社にはないと思うのですが・・・・いかがでしょうか?
銀行は、こちらの資金を必要としない時に、「どうぞ! どうぞ!」と勧めに来るものなんです。
今は、日本中、金が余っているのです。
不景気なので、大会社も中堅も投資しないので金が余っているのです。
その時に、いくら「平素、取引銀行とお付き合いを大切にしている」といっても、自社のスコアリング(財務点数)が悪ければ、絶対にお金は貸してくれません。
「本部から融資のオーケーが出ません!」 といかにも本部に責任があるように返答しますが、貸せる条件ではないから断ってくるのです。
しかし、銀行員は、常に親しげに皆さんの会社に足繁く訪問してきます。
銀行員には、種々な成績ノルマが掛かっているからです。
「信託、証券、生保、損保、デイリバテイブ商品 など」これらには様々なポイント制があり、厳しい個人評価の値となっているのです。
情に一番のりやすいのは「女性」です。
女性の付き合いの基準は、「好き」か「嫌い」かにあることが多々見受けられます。
女性経理責任者は、この銀行の「駆け引き」にコロッと参ってしまいます。
短期借入金を行って、この現金を銀行に積んでおくのも女性経理担当が、私の体験上一番多いのです。
なぜ、こんな商品を契約したのですか?
女性経理担当者の答えは
「いつも無理を言ってお金を貸してもらっているので・・・何もわからなく契約してしまったのです・・・」
貸せるから貸しているので、無理でも何でもありません。
なぜなら、当の銀行は、金利も高く、担保も、個人保証も十分にとっているのですから。
なぜこうも借金すると、銀行に弱くなるのでしょうか?