menu

経営者のための最新情報

実務家・専門家
”声””文字”のコラムを毎週更新!

文字の大きさ

マネジメント

第十三話 ニーズに敏感になれ(玉岡設計)

社長の口ぐせ経営哲学

商売の原点、ビジネス発展の源は何か。
「時代適応業」という視点を持った企業は永続性が高いといえる。
「持続は力なり」とはよく言われることだが、それを実現するにはしっかりとした経営姿勢と哲学が不可欠である。
「受身的」「下請け的」な発想から脱皮して、「戦略的提案」「積極的」な企業ポリシーを持ち、事業展開して
成長を続けている会社が、名古屋市に本拠地を置く株式会社玉岡設計である。


創業して37年の建築設計の会社だが、今までに手がけた建築設計は1000棟以上、レジャー・アミューズメント施設から
住宅、ホテル、病院、レストラ ン、工場、公共施設まで、業種も異なり、使用目的も多様化している建設設計を幅広く
手がけている。発注者のニーズに対し、企画力とデザイン力を発揮してい るのが同社の特徴でもある。


「常に最高の建築をつくりたい」「後世に残るものをつくりたい」という建築設計のプロフェッショナル集団の誇りを持つ
玉岡設計を率いている玉岡宏光社長(43歳)は、社員に「常に新しい提案のできる会社になれ」
「常に頭をやわらかくしろ」
と檄を飛ば している。

なぜ、「提案できる会社になれ」と叫ぶかというと、建築設計という仕事上から受身になりがち。
戦略的な提案ができてこそ仕事も増え、積極的な事 業展開が可能になると確信しているからだ。
「頭をやわらかく」するには情報収集から始めてみることという。


同社が戦略的提案で業界をリードしているのがスーパー銭湯。
11年前、新しいニーズに合うレジャー施設を模索する過程で、付加価値のついた新しい形の銭湯を提案した。
全国のスーパー銭湯の約130箇所の設計を手がけている、陰の立役者である。
スーパー銭湯は明確な定義はないが「銭湯並みの低料金(500円から800円)で
非日常感を味わえる健康ランド並みの温浴施設」と捉えられている。


今注目を集めているスーパー銭湯は全国に約450箇所あるが、
この3~4年のうちに800箇所程度まで開業すると予測されている。
今、玉岡設計が提案しているスーパー銭湯は「和風づくり」が主流で、癒しの場として集客率が高まっている。
ちなみに、元気のあるスーパー銭湯というのは「気軽なもてなしと飽きさせない居心地のよさを提供できているところ」という。 


また、玉岡社長は現場のスタッフに「専門バカになるな」「提案できるために情報収集に徹しろ」と教えている。
世の中の動きが激しいだけに、消費者のニーズ、発注者のニーズに敏感にならなければ
戦略的な事業提案はできない
というのが玉岡社長の持論である。
社内に「企画開 発室」を設け、全社員が一丸となって、次の新規事業の研究開発に日夜努力し、
一歩先を見た戦略的事業の提案に挑戦を続けている


                                                            上妻英夫

第十二話 動いた分だけ変化が生じる(えんむすび)前のページ

第十四話 メッセージが伝わる仕事をしよう(ラストリゾート)次のページ

関連記事

  1. 第五十九話 「何でもできる人材に」(桔梗屋)

  2. 第七十九話 「企業も人も、変わらなければ捨てられる」(中野BC株式会社)

  3. 第八話 足元を掘れ!そこに泉が湧く(北星鉛筆)

最新の経営コラム

  1. #2 一流の〈相談乗り力〉-相手になりきって聴く-

  2. 第49回 「お客様第一主義」の根本

  3. 第213回 少数株主からの買取請求を阻止せよ!

ランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

新着情報メール

日本経営合理化協会では経営コラムや教材の最新情報をいち早くお届けするメールマガジンを発信しております。ご希望の方は下記よりご登録下さい。

emailメールマガジン登録する

新着情報

  1. マネジメント

    ナンバー2の心得(8) 責任感が組織を動かす
  2. 社長業

    第39回 これからの価値観の変化5つの視点
  3. 経済・株式・資産

    第61回「先制主義」が躍進の根幹「ニトリホールディングス」
  4. マネジメント

    第119回 データを集める重要性
  5. 社長業

    Vol.115 「売価アップ、粗利アップに挑戦する」
keyboard_arrow_up