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第八十七話 「自信貯金は増えているか」(株式会社FCエデュケーション)

社長の口ぐせ経営哲学

人材育成が叫ばれている時代。なかでも、子供の教育がとくに重要な鍵を握っている。教育ビジネスで、今、脚光を浴びているのが『7つの習慣J®』という教育プログラムを提唱し、授業を展開している株式会社FCエデュケーション(本社・東京都台東区)である。学習塾と私立の中学・高校生、専門学校の授業を事業の二大柱として展開している。「学力向上」と「人間力を高める」といった相乗効果を発揮する教育プログラムとして注目を集めている。


同社が掲げる『7つの習慣』とは、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士の著作「7つの習慣®」で全世界2000万部(日本でも1140万部以上)のミリオンセラーであり、過去の成功者(歴史上の人物からスポーツ界、ビジネス界で活躍した)の実例を徹底研究し、周りから尊敬され、自分自身も満足の行く人生を生きた人の共通点を“7つの習慣”に体系的にまとめあげたもの。ビジネス書であり、教育書でもある。


このミリオンセラーを続けている「7つの習慣®」の内容を日本の小学生・中高校生にアレンジ・開発したのが「7つの習慣J®」である。子供の「ヤル気」と「続ける力」を育む、小・中高生向けの教育プログラムである。2004年8月から授業をスタートさせ、現在、全国約900校舎を持つ学習塾「ITTO個別指導学院」で200箇所、私立の小・中高生40校、専門学校で40校、合わせて1万5000人が受講している。


同社の鈴木甲子雄氏(代表取締役社長、37歳)は「子供の『ヤル気』と『続ける力』を育む教育プログラムとして、授業を進めている現状で教育効果も含めて手応えを感じています。“自信貯金”を呼びかけ、自信というものを貯金することの重要性を訴えています。さらに、“信頼貯金”も人間関係で、信頼を増やしていくという考え方です。キーワード的に言語化したほうが理解しやすいようです」という。


最近の子ども達は「自信を持つ」ことが苦手だったり、「目標を持つ」ことを避けていたりする傾向にあるという。点取りの競争ではなく、勉強を通じて身につく目標達成意欲、あきらめない力や夢を描く力などを身につけられるようにしていく、教育プログラムである。実際、授業を受けた生徒、保護者からの意見を聞くと、「7つの習慣J®」の効果について、子ども達が変わり始めている、というプラスの意見が目立つようになっているという。


単に成績を上げることだけでなく、「目標設定し、達成するもの」という考え方である。劇的に成績が向上するという成果も出ている。「学力向上」と「人間力を高める」ことが授業を通して、その子ども達の可能性を引き出す、という狙いがあるという。学校では「総合学習の時間」などで、「7つの習慣J®」の授業を実施している。
    

鈴木社長は教育ビジネスだけに、社員にも自分が成長しているかどうか、を常に考えて行動するように呼びかけている。社員に対して「自信貯金は増えているか」「自分が主体的に行動しているか」を口ぐせ化している。アメリカで生まれた「7つの習慣®」だが、日本人の心を掴んだ教育プログラムで、将来の日本を支えていく子ども達が、「元気になれる」「自信を持てる」「夢を持てる」ように、授業する機会を増やしていきたい、と考えている。
    

 

                                                    上妻英夫

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