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戦略・戦術

第五十一話 ランチェスター法則で欲しい人材を確保する方法 その3

中小企業の「1位づくり」戦略

採用も「弱者の戦略」でやる!

 

採用を弱者の戦略でやる!とはどういうことなのか?

こんにちは1位づくり戦略コンサルタント 佐藤元相です。中小企業にとって、就活戦線の現状は、ひとりの学生に10社がラブコールを送る時代です。

従業員300人以下の中小企業の求人倍率(学生1人に対する求人数)は9.91倍。

 

このような状況で中小企業がより多くの予算を掛けても、求人媒体に大きく掲載しても、まともなやり方で欲しい人材を確保できるとは思えません。

根本的にやり方を変えなければならない時がきています。

 

しかし、私が見ているかぎり、人手不足で困っている小さな会社が、大きな会社と同じような「人材採用のやり方」をしている場面を必ずと言ってよいほど目にします。

 

 

人材が「確保できている会社」と「確保できていない会社」

これほど過酷な就活戦線の現場において、欲しい人材から自社を選んでもらうためには、人材採用のやり方を根本的に変えなければなりません。

つまり、採用に差別化戦略が求められているのです。

 

差別化が必要にも関わらず、相変わらずハローワークや求人媒体にどこと変わらず同じようなやり方をしていて、「求人応募に問い合わせがない」と言っていつもと同じことを「繰り返している」のです。困ったモノです。失敗を何度も繰り返しているのですから。

 

そもそも人材採用のやり方が間違っているにもかかわらず、そのこと自体に気付くことなく、必要以上の予算を計上し、人材採用を強化し活発に取り組んでいるワケで、これではいくらやっても同じ運命をたどることになってしまっても仕方がありません。

 

人口減少が超加速している日本の現状において、人材不足で倒産した会社は過去最高を記録しているのです。

 

しかも、平成最後の新成人は最も多かった1970年の246万人の約半分です。これは大手企業といえども必要な人材を採用できなく時代がくるのは間違いないでしょう。

 

小さな会社は差別化しながら、独自の結果を生み出す独創的な人材採用の方法を設計しなければ未来を描くことはできません。

 

そんな中、人材確保に成功している中小企業があるのです。

 

人材を「確保できている企業」と「確保できていない企業」がある。さて、その違いはなになのでしょうか?

 

業界で知名度の高い企業だから。

独自技術をもつメーカーだから。

福利厚生が充実しているから。

賃金・ボーナスがたくさん出るから。

 

じつは、人材を確保できているのは「人材確保のためのノウハウ・手段がある会社」です。

 

つまり、自社の規模や業態にあった独自の人材確保の仕組みと、効果的な取り組みをもっている会社が成功しています。(中小企業庁Webサイト参照)

人材確保できる会社と確保できない会社には、ノウハウと手段に顕著な差があることがわかりました。

 

 

ランチェスター差別化採用戦略

聞いたことがないかもしれませんが、人材確保にランチェスター法則を活用すると、欲しい人材を確保するのに、抜群の効果を発揮するのです。

小さな会社の差別化採用戦略に革新的な取り組みを生み出すと言っても良いでしょう。

 

ランチェスター法則は中小企業にとってビジネスを成功に導く必要な知識です。

 

私は1位づくり戦略コンサルタントとして中小企業の様々な問題解決をしてきました。そのベースとなる原理原則の知識はランチェスター法則です。

現在はその考えを独自に応用し実行することで、数多くの顧客企業が成功を収める現場を一緒に創り出してきました

 

ランチェスター法則のノウハウは100%の成功を保証できるものではありません。

しかし、これまでの経営の考え方や取り組みをランチェスター法則の原理原則に沿って変えただけで、想定以上の成果を得られたと経営者の方から喜びの声を多くいただいています。

 

じつは、数年まえ、全国に介護事業を展開している企業から、このランチェスター法則の手法を人材採用に応用できないか?と依頼をいただきました。

 

採用に失敗続きだったある介護施設で実験をしてみたところ、「これまでにない手応えを感じた」と人事担当者が驚き本社へ報告書を届けていました。

 

小さな会社の採用のやり方は大きな会社のやり方と根本的に違うのです。

ランチェスター法則を応用した人材採用の方法を知ることで、あなたの会社は人手不足から解消される可能性がより高くなることは間違いないでしょう。

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