「東北関東大震災」で被災された皆様に 心から哀悼の意を表しますとともに、
亡くなられた方々のご冥福を 心よりお祈り申し上げます。
日本における観測史上最大となった今回の地震は、
平安時代の869年に東北を襲った「貞観地震」以来、1000年に一度の大震災であった。
東北大学の箕浦幸治教授をはじめ研究者は、以前から、この巨大地震の再来を警告していた。
(「陸奥国府を襲った貞観年津波」 http://bit.ly/gjBdO1 )
マグニチュード9(M9)というエネルギーは、実に、1923年の関東大震災の45倍、1995年の阪神淡路大震災の1450倍である。
1900年以降に起きた地震の中では、1960年のチリ地震(M9.5)、1964年のアラスカ地震(M9.2)、
2004年のスマトラ沖地震(M9.1)に次いで、1952年のカムチャツカ地震(M9.0)と並ぶ第4位の規模だ。
しかし、私たちは、こんな地震に負けているわけには行かない。生き残った私たちが、東北を再生し、日本を再生して行かねばならない。
◆「日本がんがれ!」「東北がんがれ!」
「日本がんがれ!」「東北がんがれ!」。「がんばれ」ではなく「がんがれ」である。
「がんがれ」とは、インターネット掲示板の2チャンネルから広まったネット上の言葉だ。「がんばれ」のタイプミスが一般化したと言われる。
「がんばれ」と励ましたいけれど、その人がもうこれ以上頑張れないほど頑張っているときには「がんばれ」などと言葉をかけるのもはばかられる。
そんなときに、「もうそれ以上、頑張らなくてもいいけど、応援してるよ」との意味を込めて、「がんがれ」と言う。
偶然だが、仏教、ヒンズー教の聖地である、インドのガンジス川を、梵語(サンスクリット)やヒンディー語で、「ガンガー」と呼ぶ。
ガンジス川の聖なる化身である女神の名であり、漢語ではこれを音写し「恒河」と書く。「ガンガー」は、古来より天国につながる川とされている。
被災地への祈りを込めて、手を合わせつつ、「ガンガれ」「恒河れ」と申し上げたい。
◆ツイッターにあふれる日本人の強さ・優しさ
未曾有の大災害に見舞われたが、これしきのことで日本は負けない。
震災によって、日本人の強さ、優しさを改めて認識させられる。
ツイッターにも、日本の素晴らしさに感動したという、老若男女のつぶやきがあふれている。
@taguchiさんが、その名も「がんがれ日本!!!」(http://bit.ly/gBe6Ts)というサイトを作り、
元気の出るつぶやきを集めている。
そのごく一部をご紹介しよう。(理解しやすくするために加筆修正していることをお許しください)
* 渋滞した交差点で
1回の青信号で1台しか前に進めない状態だったが、誰もが譲り合い穏やかに運転していた。
10時間もの間、お礼以外のクラクションの音を耳にしなかった。
恐怖と同時に心温まる時間で、日本がますます好きになった。
* 信号が止まった交差点で
信号が止まった交差点でもお互いにドライバー同士譲り合っていたし、地元の人たちが手信号で誘導してくれてたので混乱もなかった
* 揺れている最中でも
シャンデリアも照明もいつ落ちるか分からないのに、とっさに走って行って、出口確保のためにドアを開けてくれた勇敢な人がいた。
* バス停で
バスが全然来ない中、薬局でカイロを買ってきて並んで待っている人みんなに配った人がいた。
* ディズニーランドで
ランド内では、電車が止まって帰宅できなくなった来場者にお菓子が配られた。少しハデな感じの女子高生たちが必要以上にたくさんもらっていて、「何だ?」と一瞬思ったが、その後、その子たちが避難所にいた子どもたちにお菓子を配っていたのを見て感動した。
* 段ボール
ホームで待ちくたびれていたら、ホームレスの人達が寒いから敷けって段ボールをくれた。いつも私達は横目で流してるのに。あたたかい。
* 駅ホームの整列
地震で電車が止まってずっと待っている時でさえ、ホームできれいに整列してる。
* 朝礼
朝礼で「何があっても決して不安な顔は見せず、売り場に立つ以上はおもてなしをする気持ちを忘れずにお客様を安心させてあげてください」と上司。感動した。がんばろう。開店だ!
* 近所のお兄ちゃん
裏の家の高1のお兄ちゃんが、地震後すぐ自転車で飛び出し、近所をひと回り。「大丈夫ですか!?」と道路に逃げてきた人達にひたすら声を掛けていた。あの時間、老人や母子しか居なかったから、声を掛けてくれただけでもホッとした。
* バイクでよければ
アルバイトの先輩が、1人でも早く帰宅してもらおうと、寒い中、紙に「バイクでよければ送ります」と書いて駅前で掲げ、人を所沢まで送った。尊敬です!自分もなにか人の役に立ちたいと生まれて初めて思いました。
* 呼びかけ
何時間も歩いて帰宅する途中、至る所で、トイレ貸します、休憩できますというビルや飲食店がたくさんあった。ボランティアで、「○○線運転再開です!」とか「休憩できます!」と呼びかけてるの見て、感動して泣きそうになった。日本も捨てたもんじゃないな。
* 献血の列
大阪難波の献血施設は被災地の方のための献血に超満員の順番待ちでした。私欲の無い列を初めて見ました。被災地の方々、全国でその辛さを受け止めます。諦めずに頑張って下さい!
* 東横線の車掌さん
東横線のアナウンスで、「大変なことになってますが、ここが頑張りどころです。みんなで力を合わせて乗り切りましょう!」。マニュアル外だと思う。
* 子どもの背中
子どもがお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行った。店員が、その子どもの背中に向けてかけた、「ありがとうございます」という声が震えていた。
* 親父
被災地に住む両親にウチに来るように連絡したら怒られた。親父曰く「俺よりひどい被害を受けた人が避難していないのにそんなことはできない」。
* おばあちゃん
建物の下敷きになった2人の遺体が見つかった。おばあちゃんが孫を守るために抱いたままの状態だった。
◆日本を皆で再建しよう!
日本在住の外国人、海外メディアも、日本人の礼儀正しさ、忍耐強さ、モラルの高さについて、
驚嘆と敬意を持って伝えている。
*CNNにインタビューされた日本在住の米国人
「私は混乱したが、まわりの日本人は違う。
落ち着いて周りの人同士で声を掛け合っている。お互いの状況を確認し励ましあい助け合う。
日本人は偉大だ。日本は大丈夫だ」。
*日本在住のドイツ人
「地震が起きた時、渋谷にいて、パニックになっていたら日本人に助けてもらった。
その時の毅然とした日本人の態度、足並み乱さず店の外に出て、やるべきことを淡々とこなす姿に感動した。
まるでアーミーのようだった」。
* 中国の環球時報
「日本人の冷静さが世界に感銘を与えている。地震後の東京では、男性が女性を助け、ゴミ一つ落ちてない」
⇒報道を見た北京市の女性(57歳)
「日本人には『道徳』という血が流れている」
*東京留学中の中国紙瀟湘晨報の記者
「授業中に地震に遭ったが、教師が学生を避難誘導、最後に電源を切って退避した」
⇒それに対する書き込み
「日本人のマナーは世界一」「人類で最高の先進性が日本にある」
*中国版ツイッター微博
「足止めされた通勤客が階段で通行の妨げにならないよう両脇に座って中央に通路を確保している写真が投稿された」
⇒それに対する書き込み
「こうしたマナーの良さは教育の結果。GDPの規模だけで得られるものではない」「中国は50年後でも実現できない」
*英国BBC
「地球最悪の地震が世界で一番準備され訓練された国を襲った。
犠牲は出たが、他の国ではこんなに正しい行動は取れないだろう。日本人は文化的に感情を抑制する力がある」
*米国ウォールストリート・ジャーナル
「日本は不屈」「誤解してはいけない。日本の産業力は今も偉大だ」
*ニューヨークタイムス元東京支局長
「日本語には英語にはないガマンという言葉がある」「日本の忍耐力と立ち直る力は立派で勇敢だ」
今にも倒壊しそうな建物から3日ぶりに救出された、80歳を超えるであろう年輩の男性は、
テレビカメラに向かって笑顔で、「大丈夫です!チリ津波も体験しているから大丈夫。また再建しましょう!」
と力強く答えた。
http://j.mp/f2iGqb
そうだ。日本をみんなで再建しよう!