それでも、事業収益だけをみれば、黒字。
債権者・銀行からは3度以上の延滞で改善がみられないときはホテルそのものを競売しますと言われている・・・。
そんなことを経営者は考え始める。
なにせ、事業は黒字なんだから生き延びる術はあるはず・・・と。
その利益で融資を返済できるかどうかが問題なのだ。
「こんな利益率の低い事業に資金を投下しても何のうまみもない!」
ということになってしまう。
そして、仕入れ資金にもことかき、サービスの質が低下する。従業員のモチベーションも低下する。当然、品質・サービスが落ちれば顧客は離れていく。
ところが、利益率がめちゃくちゃ高い商品を扱っていれば こんなことにはならないことも可能だ。
つまり、オリジナリティということだ。
そして、そのオリジナリティはドラッカー風に言うと 「強みを基盤にすること」でしか生まれない。だから、経営危機のときこそ、自分の強みとは何か?を再認識させるようにしている。