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社員教育・営業

第31話 成長課題 管理職の部下育成術(31)

“出来る”管理職の条件

あなたの会社の管理職は
「部下に一人二役三役を担わせる」ことが出来ていますか?
 
業績・成果を上げ続ける“強い会社”を創るためには社員一人ひとりを
『自ら考え行動し“より良い結果を出す”ことが出来る人』
すなわち『自創の人』に育て続ける必要があります。
 
『自創の人』とは「任すから任せるに足りる人」であり「任せて安心!」と、頼ることが出来る人でもあります。
 
頼りがいのある部下を育てる管理職は部下の現状の役割に加えて、二つ目、三つ目の役割を明確にすることが重要です。役割とは、その人の立場に応じた“やるべきこと”です。
 
例えば営業職という一つの立場に対する役割(やるべきこと)とは「既存商品の販売」だけではなく「新商品の開発」や「販路拡大」などいくつもの役割があるはずです。
 
立場においても同様です。職種の兼務や、役職の兼務、〇〇委員会の運営など現職種や現役職以外に、人には必ずと言っていいほどいくつかの立場があるはずです。
 
人を育てる責任のある管理職は部下一人ひとりの『いくつかの立場』と『いくつもの役割』を漏らすことなく明確にすることが出来るようになる必要があります。
 
そのためにも部下一人ひとりとじっくり成長対話を行い続けることが重要なのです。
 
部下自らが、本来の立場および役割(やるべきこと)を正しく理解することが出来れば必然的に優先順位の付け方が変わり、行動に改善・工夫が生まれ生産性が上がり、数字が伸び、成長していくのです。
 
自創経営における目標管理の仕組みではチャレンジシートとランクUPノートというツールを活用し、成長対話を重ねることによって社員一人ひとりが自らの『立場』を幅広く自覚し自らの『役割』を奥深く認識します。
 
そのうえで年間→月間→週間→日々へと目標および計画をブレークダウンすることによって日々のやるべきことを明確にして仕事をする仕組みになっています。
 
社員の思考と行動が「あれか?これか?それか?」で、漏れや抜けだらけで停滞することなく「あれも、これも、それも」で、中途半端が続いて疲弊することなく「あれと、これと、それを」で、バランスよく遂行する社員の育成が出来る管理職を育てることに本年も全力を尽くしてまいります。

 

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